「衣食住」の知識を土台に「快適な生活」を考察
家族にとって、みんなにとって、くらしやすい生活環境って何だろう?そんな風に考えたことはありませんか。生活デザイン学科は、家族はもちろん、年齢や性別、職業や価値観の異なる人々がより良い生活を送る方法について考えます。
おしゃれな洋服を自分で作ったり、皆が元気で幸せになれる食事を考えたり、子どもからお年寄りまでくらしやすい住宅を設計したり…どれも私たちの生活に深く関わっているからこそ、生活に関する正しい知識と生活者に対する深い理解が不可欠です。
生活デザイン学科では生活の原点である「衣食住」に関する基本的な技術を学ぶことからスタート。時にはものづくりを自ら体験しながら、生活デザインのスキルを高め、家族や人に優しい生活空間の演出方法を身につけていきます。
在学生の声

コンセプトづくりからプレゼンテーションまで
「アソビバ」―私が創った幼稚園です。建築デザイン演習の授業で設計しました。建物のなかに木で造った通路があり、それが遊具を兼ねています。園庭が狭くても、雨の日でも、子どもたちが元気いっぱい走りまわれるんです。
先生から出された課題は、町田市鶴川の住宅街にある幼稚園を建て替えるというもの。そこには本当に幼稚園があって、実際に敷地を見に行きました。園長先生からも要望が出されたりして、本当にリアルです。やり方としては、まずは、どんな幼稚園にするのかイメージをふくらませます。そして、おおまかなゾーニングから少しずつ図面を仕上げていき、ネーミングし、最終的には立体的な模型を完成させました。
幼稚園に発表しにも行ったんですよ。設計図や模型写真をパソコンに取り込んで、大きなポスターにして。当初は、先生数人にプレゼンテーションする予定だったのですが、行ってみてびっくり。ちょうど他の大学の学生が演習で見学に来ていて、急きょ30~40人の前で発表することになったんです。緊張しましたが、なんとかうまくやり遂げられました。
先輩の声

小さなきっかけが大きな原動力になることもあります
学生時代、パン屋さんでアルバイトをしていました。そこへ小さな子を連れたお母さんがやってきて、「卵と牛乳を使ってないパンはありますか?」と聞かれたんです。子どもがアレルギーなんですね。でも店にはフランスパンぐらいしかなくて。ほかの子どもはメロンパンやドーナツを買ってもらってるのに…。そんな体験から、卵や牛乳を使わないパンはできないかと考えるようになり、卒業研究では、数種類のイモを使って、おいしいパンをつくることに成功しました。小さなきっかけが大きな原動力になることもあります。
教員のメッセージ

食の大切さ、食への感謝の気持ちを伝える発信者になりたい!
私が担当する「食科学実験・実習II」では、食品の鑑別実験や若い感性を活かした新商品開発などを行っています。この体験の中で、おいしさを科学的に追求するセンスを磨くとともに、チームで目標に取り組むという社会人に必要な実践力を身につけます。このように、生活デザイン学科は実験や実習が豊富で、みなさん4年間でしっかりとしたキャリアを身につけていますね。実習で大活躍の佐藤さんは何事にも積極的で、早い時期から卒業研究に取り組んでいます。これから進学するみなさんにも、向上心を持って勉強に励んでいただきたいですね。衣食住は、私たちの生活の土台となる部分。その総合的な知識を身につけることで、より豊かで快適な生活をデザインするリーダーとして、社会で活躍していけるのだと思いますよ。
学びの分野
時間をかけて育んだ力を、アパレル産業のあらゆるステージで発揮します
[授業名] 服飾造形実習・演習
スカート、袖・衿付きブラウス、裏付きジャケットを実際に製作することで、人体形態と原型、デザイン要素を加えたパターンの展開、テキスタイルを衣服に仕上げる縫製の技術を修得します。
食品・栄養・調理の知識と技術を身につけ、真に豊かな食生活をコーディネートします
[授業名] 調理と素材
素材の性質を活かした調理法を究め、料理への創造性を養うことを目的としています。あわせて、素材の適正な組み合わせや献立構成など、調理全般にわたって応用力を養います。
建築・住宅設計の意匠的表現方法を身につけ、住空間を自由自在に表現します
[授業名] 住居デザイン演習
基礎的な図面の表現方法及び手法(技法)の修得をめざしています。木造住宅と鉄筋コンクリート造事務所の図面をトレースして、図面作成方法や構法などを身につけていきます。
デザインの思考法と技法を身につけ、衣食住の企画・開発に応用していきます
[授業名] 食器具づくり演習
市販の食器の調査と生活の観察に基づいて食器具を制作します。計画的に作品を作りながら、デザインのプロセスを実践的に理解すると同時に、制作内容のプレゼンテーションも考えます。
めざせる資格
- 一級建築士(受験資格)(注1)
- 二級建築士(受験資格)(注2)
- 木造建築士(受験資格)(注2)
- 宅地建物取引主任者
- 中学校教諭一種(家庭)
- 高等学校教諭一種(家庭)
- 学芸員
- 1級衣料管理士
- フードスペシャリスト(受験資格)
- インテリアプランナー(受験資格)(注3)
- 食生活アドバイザー
- インテリアコーディネーター
- 商業施設士
- キッチンスペシャリスト
- マンションリフォーム・マネージャー
- 福祉住環境コーディネーター
- パタンナー
- 色彩コーディネーター
(注1)指定科目を納めて卒業後実務2年
(注2)指定科目を納めて卒業後
(注3)資格試験合格後、卒業後実務2年
教員紹介
| 氏名 | 職位 | 担当科目 | 専門分野 |
|---|---|---|---|
| 安藤 穣 | 教授 | ・材料学 ・衣繊維学 ・染色学 |
・繊維材料 ・繊維加工 ・高分子物性 |
| 岩見哲夫 | 教授 | ・食と地球環境 ・人体の構造と機能 ・基礎生物学 |
・魚類学 ・動物系統分類学 ・海洋生態学 |
| 金子雄太郎 | 教授 | ・構造力学 ・構造計画 |
・建造構造学 ・鉄筋コンクリート工学 ・耐震工学 |
| 椛田考一 | 教授 | ・建築環境学 ・建築環境システム ・住居設備 |
・建築環境学 |
| 川上 梅 | 教授 | ・服飾設計論 ・衣生活計画論 ・衣構成学習・演習 |
・被服構成学 ・被服心理学 |
| 白井 篤 | 教授 | ・建築施工 ・インテリア材料 |
・建築材料学 ・コンクリート工学 |
| 杉本 茂 | 教授 | ・住居計画 ・インテリア計画 |
・住居計画学 ・建築計画学 ・都市計画学 |
| 田中清章 | 教授 | ・建築計画学 ・ユニバーサルデザイン |
・建築計画学 ・福祉住環境 ・地域計画学 |
| 藤居眞理子 | 教授 | ・衣管理学 ・衣管理学実験・演習 ・応用染色学 |
・被服整理学 ・工芸染色 |
| 望月史郎 | 教授 | ・デザイン概論 ・環境デザイン論 ・くらしの考現学 |
・デザイン文化計画 |
| 大和田 寛 | 准教授 | ・英語 | ・イギリス文学 |
| 小口悦子 | 准教授 | ・基礎調理 ・調理学 ・調理と素材 |
・調理学 |
| 澤田雅彦 | 准教授 | ・人間工学 ・食卓と工芸 ・食器具づくり演習 |
・クラフトデザイン |
| 高尾純宏 | 准教授 | ・家具づくり演習 ・照明制作演習 |
・家具意匠研究 ・生活用具論 |
| 原口秀昭 | 准教授 | ・住居デザイン演習 ・建築デザイン演習 ・住宅設計論 |
・建築設計 |
| 藤田恵子 | 准教授 | ・衣環境学概論 ・アパレルデザイン論・演習 ・服飾造形実習・演習 |
・被服構成 ・服飾文化・服飾史 |
| 呉 起東 | 講師 | ・情報伝達と表現 ・CG演習 ・メディアデザイン演習 |
・デザイン方法論 ・メディアデザイン |
| 奈良 一寛 | 講師 | ・食品学 ・食品の貯蔵と加工 ・食・企画開発論 |
・食品科学 ・食品加工 ・糖質化学 |
| 山﨑 薫 | 講師 | ・栄養学 ・バイオサイエンス ・食品の管理と衛生 |
・栄養学 ・バイオサイエンス ・食品科学 |
| 櫻井美代子 | 助手 | ・基礎調理 ・調理とフードコーディネート ・調理と文化 |
・調理 ・食生活 ・食文化 |
| 田中 麻紀子 | 助手 | ・衣管理学実験・演習 ・応用染色実習・演習 ・機器分析実験 |
・被服整理学 ・工芸染色 |
| 富田弘美 | 助手 | ・アパレルデザイン論・演習 ・アパレル生産実習・演習 ・服飾造形実習・演習 |
・服飾デザイン ・服飾造形 ・被服構成 |
| 花田朋美 | 助手 | ・繊維学実験 ・染色学実験・演習 ・高分子材料学実験 |
・被服材料学 ・テキスタイル加工 ・色彩 |
| 松本 幸子 | 助手 | ・衣構成学実習 | ・被服構成学 ・服飾工芸 |
| 山口智子 | 助手 |
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