生活デザイン学科 卒業後のビジョン

卒業後のビジョン

快適な生活を創造できる人

  • 家庭から社会へ発信力のある家庭科教員
  • アパレル業界での商品企画・開発
  • 快適な日常を演出する衣料管理士(テキスタイルアドバイザー)
  • おしゃれを届けるショップマネージャー
  • 快適な生活を提案・実現できる建築士
  • ハウスメーカーでの住宅・インテリア設計
  • その人らしい住まいを提案できる不動産スタッフ
  • 商社・貿易会社の企画・営業
  • 情報を駆使できるウェブデザイナー
  • 地域社会に貢献する地方公務員
  • 植物で地域を彩る生活園芸士
  • 日本と他国との文化交流関連団体職員
  • 博物館や美術館の展示を行う学芸員 など

内定までのみちのり

緑と共存している
建築物でリラックス

K・K 栃木県/小山西高等学校出身

内定:大和リース株式会社

実習系の授業をたくさん履修し、家政学を幅広く学んでいるうちに、この学びを活かせる職業はやはり家庭科教諭ではないかと考えるようになりました。教育実習で生徒の成長にかかわれることの素晴らしさを体験し、その思いは確信に変わりました。家庭科は“生きる力”に直結している学問です。生徒が社会に出てから「あ、これは家庭科で習ったな」と思い出してもらえるような授業づくりをしていきたいです。

文系出身でも一級建築士をめざせる

文系でも建築士の受験資格が取得できる学科を探していたところ、建築やインテリアについてゼロから学べ、一級建築士の受験資格まで取得できる本学を知り、ぜひここで学びたいと思いました。文系出身ということで授業についていけるか最初は不安でしたが、先生方の授業は丁寧でわかりやすく、設計の授業では複数の先生がついてくれるので、すぐに質問できる環境が整っていました。

建築に関する知識を得て学ぶうち、意匠が人の心に影響を与えることに感銘を受け、私も人の記憶に残るような建築をつくりたいと、卒業研究では意匠設計を選択。渡良瀬遊水地の美しい景観を活かした、旅行者にも地元の人にも特別な場所になるような複合施設を設計しました。また、建築に活かす知識が得られるため、福祉住環境コーディネーター2級と商業施設士補の資格を取得しました。

目標は緑と共存している建築物

歴史や背景、様式や設計者などを知ったうえで有名な建築物を見る面白さは、建築を学んだからこそ味わえるようになりました。勉強してきたことが身についていると実感できる、うれしいできごとです。将来は一級建築士として人の記憶に残る、居心地の良い空間を社会に提供することが目標です。私の考える居心地の良い空間とは、緑と共存している建築物。旅行先に緑豊かな自然を選ぶことがあるように、人は自然に癒やされるものです。

ならば日々の生活にも自然をもっと取り入れられたら、日常がより楽しく過ごせるのではないでしょうか。グリーンカーテンや屋上緑化のように建築物と緑が調和している空間を、私も生み出していきたいです。そしていつか自分の家を建てるときも、庭に季節の木を植え、四季を感じられる家にしたいと思っています。

光や緑を取り入れた幼稚園の模型

取得した資格・免許

  •  福祉住環境コーディネーター2級
  • 商業施設士補

生活デザイン学科で
家庭科教諭の夢に向かって

O・H 神奈川県/相模原青陵高等学校出身

内定:相模原市教育委員会

高校教諭志望でしたが、母校の中学校での教育実習がとても楽しくて……たった3週間という短い期間で生徒が成長していく姿を目の当たりにし、中学校教諭になろうと決意。勉強が辛いときは、教育実習のときの写真や生徒たちからもらったメッセージを見返し、「必ず教員になる」と自分を奮い立たせました。元気で明るく授業にも行事にも“アツい”先生として、大好きな地元である相模原にも貢献できればと思います。

夢をかなえる 4 Y E A R S

コンピュータがとても苦手だった私にとって、「コンピュータ演習a・b」はとても役立つ授業でした。基礎を一から学べ、指導案などの作成はすべてパソコンで行えるようになりました。
「道徳教育論」「家庭科教育法B」では、指導案の書き方を学んだり、初めて模擬授業を行ったり、教員になるための基盤を築きます。生徒に何を伝えたいかの軸をしっかり決めて、それがブレない授業づくりを心掛けました。
大江スミは社会で女性が果たす役割と、そうした「家政学」の重要性を確信し、東京家政学院大学の前身である家政研究所を設立しました。
「家庭科教育法C・D」では模擬授業を行います。仲間からの「もっとこうした方がいい」などのアドバイスをしっかりと受け止め、そこを改善してまた次の模擬授業に臨むことで、“授業力”が身につきます。
「教育実習指導」では、実習で実施予定の授業範囲の模擬授業を行い、先生方にアドバイスを頂き、実習に臨みました。本学科のクラスメイトと共に相模原市教員採用試験を受験し、ふたりとも合格。喜びを分かち合いました。

児童指導員

重症心身障害児の通う児童発達支援事業および放課後等デイサービス、ならびに児童発達支援センターに配置されます。おもに知的障害や身体障害を持った児童への療育を行います。

どうすれば取得できる?

任用資格なので働いて初めて「児童指導員」を名乗ることができます。働くためには、大学・大学院において社会福祉学、心理学、教育学もしくは社会学を専修する学部、学科を卒業するか、指定された福祉系の専門学校を卒業する必要があります。2019年4月から幼稚園教諭の資格を有する場合も児童指導員として認められることになりました。公立の施設は公務員試験を、私立はその施設の採用試験を受験します。
※ 児童指導員は、現代家政学科 、生活デザイン学科 、食物学科 、児童学科 で取得可能です。

生活デザイン学科で
衣料管理士の夢に向かって

I・Y 東京都/トキワ松学園高等学校出身

内定:一般財団法人カケンテストセンター

この学科で「衣」を学ぶからには、限られた大学でしか取得できない衣料管理士を取りたいと思っていました。資格取得に必要な単位を落とせないことはプレッシャーでしたが、就職活動に衣料管理士の取得見込みがあって臨めたことは自信につながったと思います。今後も勉強を重ね、次は繊維製品品質管理士をめざします。

夢をかなえる 4 Y E A R S

とにかくいろいろな分野の授業を受け単位を修得することを心がけました。取得したい資格の授業を履修すると同時に、自分のやりたいことも意識して履修科目を選択しました。
衣料管理士取得のため指定科目を落とさないように心がけました。この年から「さがみはら環境まつり」に参加、再生資源でキーホルダーをつくる教室でボランティアをしました。
大江スミは社会で女性が果たす役割と、そうした「家政学」の重要性を確信し、東京家政学院大学の前身である家政研究所を設立しました。
就職活動や卒業研究の所属研究室の決定、衣料管理士の実習など、後期はかなり多忙でした。スケジュール管理の重要性を痛感しました。
就職活動と卒業研究の両立が大変でした。「衣」の学びを活かし第一志望先から内定をいただけた時点で就職活動は終了。現在は卒業研究に集中している日々です。

衣料管理士(テキスタイルアドバイザー)

素材や生産、流通、消費などの基礎知識を身につけた繊維製品の専門家。アパレルやインテリア、雑貨などの企画設計、販売、品質保証のほか消費者対応などの分野に豊富な知識と技術で対応します。

どうすれば取得できる?

一般社団法人日本衣料管理協会認定校にて、指定科目を履修し単位を修得し卒業すると取得できます。必要な知識は「材料、加工・整理、企画・設計・生産、流通・消費」。卒業後に繊維製品品質管理士を受験する場合、科目の一部免除があります。

就職実績

卒業生就職先の声

生活者視点で「くらし」を学んだ強みを活かし活躍の場を広げています

積水ハウス株式会社
人事部東京オフィス

当社では仕事と家庭の両立支援制度の拡充が進んだ結果、総合職である営業職、技術職の女性比率が高まっており、生活デザイン学科の卒業生も、戸建住宅や中層マンションの設計・施工管理などを希望して技術職で入社する方が増えています。彼女たちは建築という学問の中でも特に生活者視点で「くらし」を学んだことを強みとしており、お客様との対話を重視してヒューマンスケールの建築を行っている当社で、その活躍の場を広げています。

『生活デザイン学科』をくわしく紹介