夏休み最後の土曜日の8月27日(土)に、本学とクリナップ株式 会社 おいしい暮らし研究所の共同実践研究として、健康栄養学科の四年 生の地域栄養教育研究室のゼミ生が、クリナップ・キッチンタウン ・東京にて食育教室 第2弾を開催しました。
今回は10名の子どもたちが参加。題材はたまご・野菜編。 たまごや野菜、特にトマトの生育や調理による変化についてお話し をしたり、たまごは白身と黄身、それぞれが大変身してマシュマロ とカスタードに、トマトは湯むきをして煮詰め、 ジャムに変身しました!この実践研究を通して、 子どもからいろいろな学びをいただきました。
(学生の報告)
〇調理によって食べ物が変わる「変身」。一見結び付かない卵とマ シュマロを、子ども達が自ら調理し、変身する過程を経ることで、 「卵はマシュマロになるんだ」という発見に繋げることができまし た。子ども達の主体的な活動を増やすためにとりいれた「トマトの 湯剥き」「メレンゲ作り」。皆初めての挑戦のようでしたが、少し 緊張しながらも楽しく取り組む様子から、子ども達に実際に調理し てもらって良かったと感じています。自分で出来ることが増えるこ とで、より調理に興味を持っていくことを実感しました。さらに、 前回の講座以上に、子ども達の想像力や意欲の素晴らしさを感じ、 それを引き出せるよう、子どもとの対話に心がけました。 子ども達が自分の考えを表に出すことや、 自分とは違うお友達の意見を聞く、という場もでき、子ども達のお かげで充実した学びの場を作れたと感じています。反省としては、 参加者の年齢や性格は様々です。 子ども達同士が遠慮をし過ぎないことや、不安を感じないことが重 要であることだとわかりました。そのためにも、私達スタッフの声 かけや安心できる環境作りが大切だと感じています。
〇卵白がマシュマロへ。トマトがジャムへ。知っている食べ物は身 近な食材を使ってできるということに、驚く子どもたち。そして、 自分たちで調理し色や形が変化していく様子を体験することで、点 と点だったものが結びつき、最初とはまた違った驚きの声を上げて いました。完成したものを食べた時「おいしい!」と言った子ども たちの笑顔は輝いていました。その過程の中で、子どもたちが五感 をつかって感じたことや発見したこと、「やってみたい」と湧き出 た意欲は子どもの食に興味を持つきっかけとなったのではないかと 思います。
また、活き活きとした子どもたちの姿を見た保護者の方々から「こ れからは調理を一緒にやってみようと思いました」と感想を頂き、 保護者にも新しいきっかけとなって頂けてとても嬉しく思います。
今回の経験を活かして、新たな発見や意欲が湧くような食育を行い 、「きっかけ」を提供していきたいです。
〇今回の講座では、食材の変身を伝えるとともに、子ども達が達成