東京家政学院大学 Tokyo Kasei Gakuin University

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ごきげんよう、先輩!(第3回)病院の管理栄養士として働く、板坂菜美氏<後編>

2016/11/22

第3回 ごきげんよう、先輩!(板坂菜美氏)<後編>

 

日時:2016年10月6日(木)18:00~19:30
場所:千代田三番町キャンパス、ロビー

ゲスト:板坂菜美(健康栄養学科2014年卒業、日本赤十字社 武蔵野赤十字病院栄養課 勤務)
聞き手:小林優花(健康栄養学科4年)・谷澤なつみ(健康栄養学科4年)

 

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左:小林さん、中央:谷澤さん、右:板坂さん

 

今回は後編です。前編に続き板坂さんにお話を伺います。

 

チーム医療で大切にしていること

小林:他の医療従事者達と一緒に仕事される上で大切なのはどんなことですか。

板坂:当院はチーム医療に力を入れているので、医師や看護師とこまめにコミュニケーションを取ります。管理栄養士だからこそ患者様から聴き取れる情報、伝えられる情報があります。例えば、他の医療従事者が軟らかい食事ならとれるという表現を使うことがありますが、私達は、例えばおかずならどれぐらいの大きさなら食べられるのか、おかずは小さくないと駄目だが、おかゆじゃなくて御飯は食べられるとか、調整をしていきます。患者様の情報を丁寧に他の医療従事者に伝えることも大切です。

 

患者様とのコミュニケーションで大切にしていること

谷澤:患者様とのコミュニケーションで気をつけていることはありますか。

板坂:患者様には高齢の方が多いので、分かりやすく伝えることはもちろんですが、あまりくだけた表現や言葉は使わないようにしています。いろいろな患者様がいらっしゃいますので、どの患者様からも信頼いただけるように、管理栄養士としての知識、技術はもちろんのこと、社会人のマナーや知識も大切にしています。また、私は呼吸器病棟担当ですから患者様によっては長時間話すと息切れして疲れてしまいます。疲れていると感じたら「ごめんなさい。また、伺いますね」といって、別の機会にします。やはり患者様の表情や様子をチェックしながらコミュニケーションをとることが大切ですね。

谷澤:患者様を見ることが大切ってことですね。

板坂:ええ。それに事前に患者様の病状を電子カルテでチェックします。特に病状が悪い時は食事どころではないので看護師に相談して患者様のところへ伺うかどうかを決めます。やはり患者様と会う前の準備を大切にしていますね。

 

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東京家政学院大学で学んで良かった点

谷澤:東京家政学院大学で学んで良かったと思う点はどこですか。

板坂:他大学出身の管理栄養士の話を聞いて思ったのが、東京家政学院大学は国家試験対策が非常に充実していて手厚くサポートしてもらったということです。それに少人数制をPRしている大学は多いと思いますが、東京家政学院大学は少人数制プラスアルファがある大学だと思います。それは学生を本気で心配、指導してくれる優しい先生方が多い点です。私は金澤先生のゼミにいたのですが、先生は些細なところでも気にかけて声をかけてくださいました。先生がいてくださるという安心感がありました。あとはたくさんの良い友達と出会えました。友達と一緒に必須アミノ酸を語呂合わせにして覚えたりしました。ただの友達というより管理栄養士を志す切磋琢磨できる仲間です。この仲間達と出会えたことは一生の宝物です。私には東京家政学院大学でのたくさん思い出がいっぱいあります。いろいろな素敵な思い出をたくさん作れる大学だと思います。

 

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在籍学生にアドバイス

谷澤:在籍している学生達にアドバイスをお願いします。

板坂:4年生の皆さんは授業・実習・国家試験対策・就職活動があり本当に忙しいと思いますので、難しいと思いますが、1・2年生であればレシピコンテストや栄養士の勉強会に参加してみるのをお勧めします。栄養士の勉強会では学生のための席が確保されているので、学生の特権をどんどん活用して欲しいと思います。また、何かにつまずいたとき、先生方にアドバイスを求めてください。先生方は皆さんそういう道のりを乗り越えてきている方です。実際に道を乗り越えてきた、目標とすべき姿が近くにあるのだから頼りにした方が良いと思います。今、皆さんが学んでいる知識は将来、皆さんが助けるであろう患者様を救う力になります。是非、未来の患者様のためにがんばって欲しいです。

 

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管理栄養士志望の受験生、高校生が大切にして欲しいこと

小林:私もそうだったのですが、受験生、高校生は資格志向が強いと思います。特に管理栄養士志望の受験生、高校生はどのように勉強していくことが大切だと思いますか。

板坂:管理栄養士は資格取得をゴールだと思うとやっていけないです。大学でどのような授業をやっているかはしっかりみてもらいたいですし、実際の管理栄養士の方から話を聞くことも大切だと思います。夢を夢のままにしないためには、ロールモデルを見つけることも大切だと思います。モデルを見つけることで目標設定ができます。お勧めは管理栄養士と関わったことがある人達の話を聞くことです。そういう人の話を聞くことで、将来、私もそういう風に思ってもらうことができる人になれるってことが分かると思います。

 

これを読んでいる方へ

谷澤:これを読んでいる管理栄養士志望者にメッセージをお願いします。

板坂:私は管理栄養士という仕事に誇りを持っていて本当に好きです。今、受験勉強で皆さん本当に大変で、ときにはくじけそうになると思います。でも、受験勉強を乗り越える価値がある、おつりが出るくらいやりがいのある仕事だと思います。皆さんの中にある管理栄養士になりたいという気持ちを大切にして欲しいと思います。いつか皆さんと管理栄養士の仲間としての話ができる日が来るのを楽しみにしています。

 

これから目標とする管理栄養士像

小林:管理栄養士の先輩が目標とする管理栄養士像は?

板坂:管理栄養士は栄養のスペシャリストですが、医療の知識も必要です。チーム医療の一員として、医師や看護師と話す際に、病気の知識、養護、治療法の流れを知っておくことは大切です。今も休みの日に図書館に行って勉強を続けていますが、さらに医療、そして専門性を高めたいと思っています。

 

小林・谷澤:ありがとうございました。

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