東京家政学院大学 Tokyo Kasei Gakuin University

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【学長メッセージ】新成人のみなさん、ご家族のみなさん

2017/01/09

成人式を本日迎えたみなさん、ご家族のみなさん、成人おめでとうございます。

 

「二十歳(はたち)」は社会へのほんの小さな入口。しかし、その「入口」をくぐると、自分で自分の将来を決めていくという、それまでとは異質な時が刻まれます。

成人式は、みなさんがどんな自分になりたいのか、そのために大学で何を、どのように学ぶのかを、あらためて考えてみるよい機会だと思います。

 

スティーブ・ウォズニアックとスティーブ・ジョブスが、個人で購入でき、個人で使えるパーソナルコンピュータ“Apple Ⅰ”を販売したのは21歳の時でした。ここからパーソナルコンピュータの歴史が動き出し、現在私たちがなじんでいるスマートフォンも誕生します。

 

「二人のスティーブ」のひとり、S・ジョブスは後年、大学についてこう語っています。

“I had no idea what I wanted to do with my life, and no idea how college was going to help me figure it out.”

 

S・ジョブスは6カ月後に大学を“drop out”、つまり中退することになります。ところが、今度は「もぐりの学生」として“calligraphy”の授業にのめり込み、美しさに魅せられます。それから10年、学んだことが“Mac”という画期的なPCに活かされるのです。

 “But ten years later when we were designing the first Macintosh computer, it all came back to me, and we designed it all into the Mac.”

 

S・ジョブスのこの軌跡。私の理解は“drop out”することで彼が自分に課した「束縛」から解き放たれ、自由になってあらためて大学で学ぶことの意味に辿り着いた、ということです。

 

もちろん、私はみなさんに「大学を中退しなさい」とか、「もぐりの学生になりなさい」というつもりは毛頭ありません。中退して「楽しい」生活が待っている訳ではないからです。S・ジョブスはその時代を“It wasn’t all romantic.”、甘いものじゃなかった、と語っています。

私がみなさんに伝えたいのは、「自分を自由にしなさい」ということです。

成人を機に新しい自分の姿を想い浮かべる、そのために「今」大学で何を学ぶかを考え、必死に探し続ける。そうした行為が「入口」の先にあるあなた自身を創る、ということです。

 

S・ジョブスは話しの最後を“Stay Hungry. Stay Foolish.”という引用で結んでいます。

 

社会人になって振り返ると、学生時代には「無尽蔵」とも思える時間があります。それを活かし、好奇心を持って旺盛に行動すること。私がみなさんにお伝えしたいのは、そのことです。

 

あらためて、みなさんの成人をお祝いします。おめでとうございます。

 

(注:文中S・ジョブスの言葉は、2005年のスタンフォード大学卒業式でのスピーチから引用)

 

2017年1月9日、成人の日に

東京家政学院大学学長  廣江 彰

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