
私たちのくらしと生活デザイン学科※平成29年度までの生活デザイン学科
くらしの課題を考える



果物の皮は多くが捨てられてしまうものですが、粉末にしてパンに入れる、佃煮にするなど、さまざまな使い道があります。安易に「捨てること」を選択せずに、再生の方法を試行錯誤することは、資源の有効活用につながります。
小口研究室 |
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食品素材の再生法を研究
食品素材の新しい調理法や加工法を模索し、有効活用の道を探すことを研究テーマにしています。取り組みの過程で大切にしているのは、自由な発想で何度もチャレンジする姿勢です。料理に添えられるパセリでおひたしをつくるなど、意外なアイデアでメニュー開発に成功した学生もいます。新しいものを生み出す喜びを皆さんも味わってみませんか。



色はインテリアの印象を左右する大切な要素です。私が設計したローズコート(写真)は、学生たちの憩いの場となるスペース。スクールカラーの赤を弱めたピンクを基調とし、女子学生好みのやわらかさとかわいらしさを演出しました。
原口研究室 |
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実践的なインテリアデザイン
集合住宅、商業施設などの設計を行います。私が大事にしているのは、自由な発想で完成形を描くこと。課題では、デザインの幅を狭めないよう、法規や構造、コストなどの制約を最低限に設定するようにしています。本物の古民家をリフォームする実習やヨーロッパのインテリアを見学する研修旅行など、体験的に学ぶ機会も多く用意しています。



治療を行う前に治療の目的、内容を十分説明をして、患者の同意を得ることをインフォームド・コンセントといいます。そのツールをつくるうえで、患者さんの心理的負担を軽減し、理解度を高めるデザイン的要素を駆使することは大切です。
呉研究室 |
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より良く伝える形態を追究
情報を意図通りに伝えるうえで、どんな形態が有効かを考える「情報デザイン」を研究の軸に、コンテンツの制作を行います。患者さんに治療法をわかりやすく説明するデジタルコンテンツなど、具体的な目的を達成するデザインを創造するのは大変な作業ですが、自分なりの答えを見つけ出し、本当の「伝える楽しさ」を知ってほしいと思っています。
近年の卒業研究テーマ例
- ●生姜を使用した新メニューの考案と下処理方法による料理への適応性
- ●有機野菜を使用したソースの開発
- ●ゆふれの郷 湯河原温泉療養施設の設計
- ●カーテンにおける色彩とイメージの関係
- ●ポピュラーミュージックがファッションに与えた影響
- ●コチニールによる摺り込み染め訪問着の染色
- ●遊び方の観察調査に基づく公園の複合遊具のデザイン
- ●ラッピング技法調査に基づく包み方の提案