2月3日(月)に現代家政学科の卒業研究発表会が行われました。ロビーでは研究成果として、ファッションやハウジング領域の学生による製作物が展示されました。
また、4つの各会場では学生たちがそれぞれの研究分野についての発表を行いました。

A会場では、総合家政領域の発表が行われました。男性家庭科教員に関する研究や、近代女性の髪型の変化について大江文庫をもとに検討したもの、子ども食堂やひとり親家庭をテーマにした内容、大学生の学費と奨学金に関する調査研究など、生活に関わる幅広いテーマが扱われていました。


B会場では、総合家政領域の発表が行われました。親子関係、きょうだい、家族に関する研究や、オンラインゲーム、「推し」、海外通販など最近の事例に関する研究、病児家庭の支援ニーズや開発途上国でのジェンダー平等の推進といった社会問題に関する研究など、幅広い視点から生活に関する様々なテーマの発表がありました。


C会場ではファッション領域の発表が行われました。学校制服等の身近なものからファッション系の購買行動、民族衣装を現在の衣生活にどう取り入れるといった多岐にわたるテーマが扱われました。昨今話題になっている推し活とファッションの関係性やメイクへ
のSNSの影響といったテーマも取り上げられました。
また、山村ゼミの学生が卒業研究のテーマにあわせて製作した作品の展示が玄関ロビーで行われています。


D会場では、食生活領域とハウジング領域の発表が行われました。食生活領域では、アイヌの食や、地域特有のナスの料理への使用法など食文化に関するテーマの他、過剰除去を減らすための料理の提案などレシピの開発に関する発表などがありました。ハウジング領域では、貝類における海洋汚染の影響や、まちづくり、建築構法に関するテーマの他、空き家の現状や活用の取り組みなどの発表がありました。
また、青柳ゼミの学生による卒業制作作品がロビーで展示されました(扉写真)。


文・写真
小野(由)、正地、太田、伊藤