【食物学科】河田敦子教授の研究が英国雑誌Impactに取り上げられました

タイトルは、“The effect of Guizot’s thought on Japan in the end of Edo period ‐how his essay on civilization had come to Japan globally”です。同タイトルの科研費研究成果を中心に、河田教授がこれまで実施してきた幕末明治の女性内藤ますについてのライフヒストリー研究や教育制度に関する研究等が紹介され、同教授が何故このような研究をしているのかが述べられています。
上記タイトルの研究は、明治初期日本の知識人に広く読まれたフランス人歴史学者(19世紀前半にフランスの文相・外相・首相を歴任した)ギゾー氏の西洋文明史論がどのような経路で、どのような人々に影響を与えながら日本に輸入され、山梨県出身の一青年永峰秀樹によって翻訳されるに至ったのかを明らかにすることを目的としています。それは、当時西欧文明が持っていた「越境する力」とそれを「受容する力」はどのような教育や社会的背景から生じたのかを考察することでもあります。河田教授は、鎖国が解かれて間もない幕末明治初期における国際性を巡る平民のポテンシャルの高さを示唆しています。

科学雑誌「Impact」は世界中の読者に向け印刷版とデジタル版で配布され、その配布先は、資金提供機関、政策立案者、NGO、大学、学術機関、研究機関、民間セクターを含む35,000人の利害関係者読者です。

https://www.ingentaconnect.com/contentone/sil/impact/2025/00002025/00000001/art00008

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