防災緊急マニュアル

Ⅰ.火災発生時の対策

1 大声で知らせる:「火事だぁー!!」

  • 学生、教職員は、火災を発見したらまず周囲の人に知らせ、付近の火災報知機のボタンを押す。
  • 学生、教職員は実験・実習中に火災が発生した場合、直ちに周囲の人に知らせる。
    その時に、教職員は以下のように指示する。

町田キャンパス】
「○○さんは守衛室(内線4000)に通報、他の人は消火器を持って来て!」と個人を特定して、指示する。

【千代田三番町キャンパス】
「○○さんは受付(内線3000)に通報、他の人は消火器を持って来て!」と個人を特定して、指示する。

誰かが知らせるだろうと皆が思い込み、通報できない場合があることに備える必要がある。

  • 小さな火事でも119番に知らせる。

2 初期消火につとめる。

  • 天井に火が燃え移るまでが消火できる限度。(目安として出火から3分以内)
  • 消火器や水だけで消そうと思わず、手近なものを活用して消火につとめる。
    出火原因が油であれば水を掛けることは逆効果になるので、状況を判断して慌てず消火につとめること。
  • 決して無理をしないこと。実験・実習中に火災が生じた場合には、2次火災が生じることがあるので注意する。

3 責任者の指示に従って避難する。

  • 天井に火が燃え移ったらいさぎよく避難する。
  • 混乱を防ぐため責任者(防火・防災管理者、実験・実習中の場合は担当教員)は、学生に慌てず整然とした避難行動を取るように指示する。
  • 学生・教職員は避難する時、決してエレベーターを使用しない。
    エレベーターは途中で止まったり、煙突の役目をするので非常に危険なため。
  • 避難する時、教職員は逃げ遅れの有無を確認する。

4 避難場所

【町田キャンパス】:多目的広場(駐車場・駐輪場)
【千代田三番町キャンパス】:校庭(テニスコート)

教職員は避難場所に避難誘導して、学生が無事避難したか点呼をとり確認する。

5 非常口等の確認

日頃から非常口、避難誘導灯などの表示灯の確認をする。

6 放送設備の活用(内容)

  • 火災発生(例:1号棟(館)○○階○○実験室から)の知らせおよび学生、教職員を落ち着かせる内容の放送をする。
  • 避難の順序を知らせる。
    1. 現在、燃えている階
    2. 現在、燃えている階の上の階
    3. 他の棟(館)等
  • エレベーター、○○階段(火災に近い階段)は使用しない。

町田キャンパス 避難場所

千代田三番町キャンパス 避難場所

Ⅱ.大地震発生時の対策

〜大地震から避難まで〜

1 地震発生からの流れ

2 安否確認

大学は大地震発生後、建物内に取り残された者を確認し迅速な救助活動を行うため、また、通学途中および自宅・帰省先での安否状況を把握し適切な対応を行うため、学生の安否確認を行います。

大学にいるときに地震が発生し、一時避難所へ避難したとき

  • 大学が配布する「安否確認カード」に記入し、本部へ提出してください。一時避難場所から移動する時は、必ず対策本部に報告をしてください。

通学・帰宅途中にあるとき

  • 自宅が近い時は自宅へ戻り、大学へ安否報告をしてください。
  • 大学が近い時は、大学へ来て対策本部へ安否報告をしてください。
  • 他の避難所へ避難した場合は、状況が落ち着き次第、大学へ安否報告をしてください。

自宅・帰省先・旅行先にいるとき

  • 状況が落ち着き次第、大学へ安否報告をしてください。

3 帰宅判断

自宅が大学から20km以内の人は帰宅しましょう。余震がおさまるなど周りが落ち着いてから帰宅を開始します。

帰宅できるか判断する

  • 履物・・・長距離、瓦礫の中を歩ける履物か。
  • 服装・・・日差しや寒さに耐えられる服装か。
  • 体力・・・自宅まで歩く自信があるか。
  • 帰路・・・帰宅ルートを知っているか。

帰宅に当たっての心構え

  • 大学の対策本部に、帰宅することを必ず伝えてください。
  • 食料・飲料水を対策本部から受け取ってください。
  • むやみに携帯を使わないでください。(電池が切れるため)
  • できるだけ同一方向の仲間と集団帰宅するようにしてください。夜間の行動は避けましょう。

帰宅したら報告する

  • 帰宅して落ち着いたら、大学に報告をしてください。
  • 報告手段はP154の「 大学への安否報告の方法」を参照してください。
  • 家族の安否や友人の安否・自宅周辺や沿道状況なども報告してください。

自宅が大学から20kmよりも遠い人は避難所へ

  • 自宅が大学から20kmよりも遠い人は帰宅を見合わせ、大学内の指定された避難場所へ避難してください。
  • 地震の規模、起きた時間、交通機関の状況、自身の体力により、臨機応変に対応してください。

4 大学との連絡

電気、通信ケーブル等のインフラが回復後の対応となります。

大学からの連絡方法

授業の再開などの情報は、次のいずれかの方法でお知らせします。

  • 公共放送
  • 新聞
  • 大学ホームページ https://www.kasei-gakuin.ac.jp/
  • Gmail (本学発行のアドレス:学籍番号@kasei-gakuin.ac.jp)

大学への安否報告の方法

大学へ伝える内容は、①氏名、②学籍番号、③安否状況、④現在いる場所、⑤携帯電話の番号などです。大学への安否報告は、下記のメールアドレスまたは電話番号に連絡してください。
なお、確実な情報を入手するため、可能な限り学生本人が報告してください。

Eメール

町田キャンパス 在学生  gsg@kasei-gakuin.ac.jp ※@は半角に置き換えてください。
千代田三番町キャンパス 在学生  gs3@kasei-gakuin.ac.jp ※@は半角に置き換えてください。

学務室 直通

町田キャンパス  042-782-9818
千代田三番町キャンパス  03-3262-2864

5 応急手当

まず、自分の安全を確保しましょう。

人が倒れていたら

意識や呼吸・脈・外傷の有無などを観察します。

  • 意識がある ⇒ 訴えを聞き、必要な応急手当てをします。
  • 意識がない ⇒ 助けを呼びます。状態に応じて人口呼吸・心臓マッサージを行います。

切り傷などによる出血

大部分の出血は、数分間の圧迫で止血します。

  • 出血が少なければ、傷口をきれいな水で洗い、清潔な布を当てて上から圧迫します。
  • 心臓より高い位置に傷口を保ちます。

※ ガラスなどが深く刺さっているときは、抜かずに固定して病院へ搬送してください。
※ ビニール袋などを利用し、傷病者の血液に直接触れないように注意をします。

やけど

  • きれいな水で冷やします。(水が十分になければタオルなどを浸して当てます。)
  • 水ぶくれは破らないように注意し、清潔な布を当てます。

※ 衣服は無理に脱がさず、上から冷やします。

骨折

  • 添え木(板・傘・ダンボールなどを利用)を当てて、痛くない位置で固定し、病院へ搬送します。

※ 血行障害の観察のため、指先・足先は見えるようにしておきます。
※ 骨が飛び出している場合は、清潔な布を当て、くるみます。