大学院 人間生活学研究科

2つの専攻で育成する、社会が求める「知のプロフェッショナル」

東京家政学院大学大学院人間生活学研究科は、質の高い生活を創造するための理論と実践を研究する「家政学専攻」、人々の健康の維持増進に向けた戦略的な方法論を研究する「栄養学専攻」があり、学士課程教育との連続性を意識しながら、人間生活に関わる専門的知識や技術を修得することができる家政学・栄養学の中核的な教育研究拠点として2020年度に2つの専攻を開設しました。

2つの専攻分野の垣根を超えた横断的な履修体制

社会・環境の変化が著しい時代において、持続可能な社会の実現や、生活の質をより向上させていくためには、広い視野に立って精深な学識を有する「知のプロフェッショナル」が必要です。現代社会が直面する個人、家族、地域及び地球規模の諸問題に対しても実践的に貢献できる有為な人材を養成します。

■社会を牽引する教員による教育・研究体制

講義は、各分野をリードしている教員によって少人数制のゼミ形式で行われます。研究指導は、指導教員(主指導教員、副指導教員)のもと、設定した研究課題に基づいて、修士論文の提出に向けて進めていきます。
※家政学専攻では、修士作品又は特定の課題の研究成果についての審査を受けることもできます。

■専攻分野の横断的な履修体制

人間生活学研究科を構成する家政学専攻と栄養学専攻において、専攻を横断した普遍的なスキルやリテラシー等を身に付けるという観点から、相互の授業科目を履修することができる仕組みを整えています。履修した他専攻の授業科目の単位は、6単位を超えない範囲で在籍している専攻において修得したものとみなすことができます。

人間生活学研究科 ディプロマポリシー

研究科の定める年限において所定の単位を修得し、以下の学識・能力を身につけ、かつ修士論文、修士作品又は特定の課題についての研究成果の審査及び最終試験に合格した者に学位を授与する。(修士論文に関する審査基準等はこちら)

【知識・技能】
専攻分野に関する高度な知識・技能を修得し、質の高い生活の創造に向けて、それらを総合的に活用することができる。

【思考・判断】
現代社会が直面する個人、家族、地域、さらには地球規模の諸課題を発見し、生活者の視点に立って、解決に必要な情報を収集・分析・整理することができる。

【関心・意欲・態度】
常に変化する人と環境との関係を理解しながら、次々に生起する諸課題の解決に向けて、主体性を持って学び続ける意欲を有している。

【表現】
コミュニケーション能力及びプレゼンテーション能力を有し、思考・判断のプロセスや結果を他者と共有することができる。

人間生活学研究科 カリキュラムポリシー

広い視野に立つ精深な学識を授け、専攻分野における研究能力又はこれに加えて高度な専門性が求められる職業を担うための卓越した能力を培い、そして豊かな人間性を追求し続ける素養を身につけるための教育・研究指導を行う。

・専攻分野における基礎的素養の涵養を図るための「総合特論」を開設する。
・専攻分野における高度な専門知識を修得するための講義科目を開設する。
・専攻分野における諸課題に関し、解決に導く能力を養うため、「特別研究演習」を開設する。
・高い学術水準の学位論文の完成に向けて、指導教員(主指導教員及び副指導教員)による個別の研究指導を受ける。
・公開の中間報告会や最終発表会におけるプレゼンテーションや討議を通じて、調整力や研究内容の質の向上を図る。

人間生活学研究科 アドミッションポリシー

知識基盤社会を多様に支える高度で知的な素養のある人材、あるいは高度な専門的知識・能力を持つ専門職業人を目指し、これまでに培った学識や能力を基盤に、学術の理論及び応用の深奥を究めようとする好奇心の強い人、又、多様な経歴や価値観を持った人を幅広く求めている。

【知識・技能】
専攻分野を広く学び、有為な人材として社会で活躍するために必要な高度な知識・技能を身につけたい人。

【思考・判断】
人間生活に係る諸問題を発見し、学際的、実践的な研究を通じて、人間生活の本質的な価値を追究したい人。

【関心・意欲・態度】
人間社会の多様な営みに興味・関心を持ち、生活の質の向上と人類の福祉に貢献したい人。

【表現】
他者を理解した上で、自らの見解を形成し、それを豊かに表現する能力を培いたい人。

修学・研究活動を支える多彩なバックアップ制度

■特待生制度
入学試験の総合得点最上位者を特待生として認定する制度です。特待生は、1年次授業料の半額(前期分15万円、後期分15万円)が免除されます。各入試日程において各専攻から1名を特待生として認定します。
※ただし、特待生の認定基準に満たない場合は対象とはなりません。
■長期履修学生制度
職業についている場合など、長期にわたり計画的に教育課程を履修することを認める制度です。新入生、1年次生において申請することで最大4年間まで認められます。授業料・施設設備資金は修業年限分の総額を長期履修期間の年数で割った金額となります。
■秋期(9月)入学制度
4月入学に加えて9月に入学することができる制度です。入学時期を選択できるため、社会人や留学生が履修時期を調整しやすい環境が整っています。
■科目等履修生制度
本大学院が開設する授業科目の履修を希望する場合に、選考の上、科目等履修生として受講を許可する制度です。出願手続、授業科目等については、「科目等履修生募集要項」をご覧ください。



■学会発表・参加助成制度
大学院生が学会に参加・発表することを奨励しており、国内で開催される学会に発表・参加するための交通費・参加費を助成しています。学会にて研究成果を発表し、様々な意見を聴くことで自身の専門性を磨くことにもつながります。
■ティーチング・アシスタント制度
学部の講義や実験等の教育補助業務を担当することで教育方法の修得にもつながり、更に手当の支給も受けられる制度です。

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1923年の創立以来、東京家政学院はつねに科学の目から、女性が女性らしさを見つめ、その真価を探究していく家政学を探ってきました。