学部・大学院

現代生活学部

生活者の視点から、家政(衣、食、住、家族、消費)や教育(初等教育、幼児教育、保育、特別支援教育)を中心的な分野として教育・研究を行い、個人・家庭・地域のくらしはもとより、地球規模の問題解決にまで貢献できる人材を育成し、社会に送り出すことを目的とする。

「生活」という舞台で可能性を広げて

現代生活学とは、現代社会が抱えるいろいろな課題(食の安全性、少子高齢化や人口減少、資源や環境の危機など)を通して生活を見つめ、そのことによって人間にとっての「生きる」ことの意味を考えていく学びです。人間らしい生活とは何なのかについて、生活者の視点で考えます。学びの範囲は、生活する上での基本といえる衣食住から始まり、もの作りや生活環境・文化など幅広いです。学びの対象も子どもから高齢者、障がい者、消費者と全ての人たちになります。従って、学びを通して生み出されるものは社会生活の発展に何らかの形で寄与します。皆さんの日々の生活の積み重ねが自分の人生を創っていくように、皆さんの行動や思考がこれからの世代が生活する社会を創っていきます。ぜひ、生活という大きな舞台で皆さんの可能性を広げてください。

現代生活学部長 白井 篤

現代家政学科

衣食住・総合家政を関連付けて学び、社会の問題まで捉える大きな視点でアプローチします

生活デザイン学科

人や自然に優しいくらしを「住生活」「衣生活」を中心に学び、次世代の社会に活かせる力を養います。

食物学科

栄養士の知識と技術をもとに、教育やフードビジネス分野で食の知識を活かします

児童学科

子どもに関する専門知識を身につけ、充実の体験型学習で、子どものエキスパートに

人間栄養学部

「人々の生活の質(Quality of life)を豊かにするために、人間、食物、そして地域・環境の相互関係から「人間の栄養」を学際的な視野で包括的に探求し、さまざまな人の望ましい栄養・食生活が想像できる科学的素養を備えた人材を育成し、社会に送り出すことを目的とする。

管理栄養士への路を「人間栄養学部」で実現させましょう!

皆さん、ごきげんよう。
「人間栄養学」どのようなイメージでしょうか。食品について知り調理を行い、食事として摂取すると消化吸収・代謝という人体での一連の流れがあります。さらに食を通して人間生活や社会生活活動、健康に関係する経済問題など様々な側面があります。人は「食事を摂取する」ことが生活の中で一番重要ですが、摂取の方法を間違えると様々な弊害があることも事実です。管理栄養士は「食のプロ」として正しい食事摂取方法や、時代に合った食事管理のあり方を提案する大切な役割を担っています。人間栄養学科では、皆さんの「夢」の実現をサポートします。一緒に素敵な管理栄養士を目指していきましょう。

人間栄養学部長 金澤 良枝

人間栄養学科

管理栄養士としての多様な活躍に対応した学びから健康を支える栄養のスペシャリストに

大学院 人間生活学研究科

社会や教育の場など、一般社会において個人・家庭・地域の暮らしはもとより、地球規模の問題解決に貢献する人材を育成する「家政学専攻」と、食・栄養に関わる科学的根拠を蓄積し、食や栄養のみならず環境分野などでも実学的に問題を解決していく人材を育成する「栄養学専攻」の2つの専攻がある。社会・環境の変化が著しい時代において、持続可能な社会の実現や、生活の質をより向上させていくべく、社会が直面する個人、家庭、地域及び地球規模の諸問題に実践的に貢献できる人材の育成を目的とする。

現代社会の多様な問題を見つめ、その解決方法を自ら探求し社会に貢献する

現在社会は様々な問題に直面しています。私たちが生活するこの社会が持続的に機能し、発展していくことを実現するための様々な課題を見いだし、その解決を図る意欲的な教育研究を行うのが人間生活学研究科です。
「人間生活学」は、人間の生活にかかわる事象を科学的に研究する学際的な学問です。私たちの生活は便利で豊かになった一方で、環境汚染や地球温暖化など、この地球環境を維持するためには待ったなしの状況になっています。私たちが暮らしやすさを求めてきたことが、様々な環境問題と密接に関係してたことを気づかされたのが今日です。このような環境問題に対処するためには、一人ひとりが人間生活と環境との関わりについて認識と理解を深め、環境教育やESD(持続可能な社会を実現していくことを目指して行う学習・教育活動)といった多様な問題の解決につながる学習・教育活動が必要です。 人間生活学研究科は、学士課程(現代生活学部、人間栄養学部)の教育を発展させた2専攻により、現代社会が抱える多様な課題を解決に導く教育研究に取り組んでいます。少人数教育の中、院生は教員や院生同士の活発なディスカッションを通して、高度な専門性が求められる職業を担うための学識、能力および倫理観を培い,社会に貢献する人材を育成します。

人間生活学研究科長 林 一也

家政学専攻(修士課程)

家政学は、家族、地域、地球に生きる人について、経済原理のみではなく、生活者の側から見据える学問です。家政学専攻は、「総合家政」の学びに「教育学」を融合させた教育研究を展開します。

栄養学専攻(修士課程)

栄養学は、様々なライフステージ及び健康状態にある人々の栄養の営みを対象とし、ヒトに関わる領域、食品に関わる領域、さらにはそれらの関係性や実践に関わる領域をも含む総合的で複合的な学問です。