現代家政学科

衣食住から
社会問題まで、
幅広い知識で
社会を読み解く

衣・食・住・総合家政を関連づけて学び、社会の問題までとらえる大きな視点でアプローチします

家族や家庭のことから地域社会、経済、教育、生活文化、さらには地球環境まで広い視野を持って、衣・食・住を総合的に学び、現代に即した家政学の専門知識や技術を身につけます。生活者の視点から「家庭」と「社会」を結び付け、さまざまな分野で、人に優しくて心豊かな生活を構築、企画、提案できる力を育てます。

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現代家政学科の特徴

4つの領域から幅広く学ぶことで、卒業後の可能性が広がる
快適で心豊かな生活を創造する力を身につける
企業や社会とつながる実践的な学びが豊富

現代家政学科の学び

学びの領域

「総合家政」「食生活」「ハウジング」「ファッション」の4つの学びの領域から、自分の興味・関心に合わせて学ぶことができます。体験型、参加型実習等、実践的な学びにより、生活者の視点から「家庭」と「社会」を結びつける幅広い力が身につき、卒業後の可能性も広がります。

取得可能な資格・免許状

【国家資格】
  • 一級建築士(受験資格)※
    令和5年度カリキュラムより
  • 二級建築士(受験資格)※
  • 木造建築士(受験資格)※
【教員免許状】
  • 中学校教諭一種免許状(家庭)
  • 高等学校教諭一種免許状(家庭)
【任用資格】
  • 学芸員
  • 社会福祉主事
  • 児童指導員

【民間資格】
  • 色彩検定
    (色彩コーディネーター)
  • ファッション色彩能力検定
    (2・3 級)
  • ファッション販売能力検定
    (2・3 級)
  • フードスペシャリスト
  • 専門フードスペシャリスト
  • インテリアプランナー
【登録資格】
  • インテリアコーディネーター
  • キッチンスペシャリスト
  • 福祉住環境コーディネーター
    検定試験 ®(2・3 級)
  • 消費生活アドバイザー
  • お客様対応専門員
  • 消費者力検定
  • ファイナンシャル・プランナー
    (FP)
  • 上級情報処理士
  • 情報処理士

※指定科目を修めて、卒業後に受験資格が得られます。

学科長メッセージ

みんなの力で、私たちの生活を快適で心豊かにしましょう

現代家政学科では、現代社会の多様な課題を通して生活を見つめ、「生きる」ことの意味を考える「新しい家政学」を目指しています。家族や家庭のことから生活経済、生活文化、地域社会、さらには地球環境まで、広範なテーマについて、学び、考えていきます。衣・食・住を含めて家政学を横断的に幅広く学び、さらにそれぞれの分野を関連づける総合家政領域が特色となっています。皆さん一人一人が自分の学びを組み立てて4年間学ぶ中でいろいろなことに出会い、自分が興味を持てることを見つけ出していけます。社会の課題を発見し、快適で心豊かな生活にするために生活者の視点からその解決策を提案できるよう、現代家政学科でいっしょに学びましょう。

現代家政学科 学科長 三宅 紀子

授業紹介

ファッション造形実習A・B(1・2年次)

衣服の基本的な構造および構成方法を学びます。1年次の実習課題では、トップスやパンツなどの製作を通して、人の形状や動作性に適合する衣服の形態、ミシン縫製の技術や被服材料の造形上の特性に関する知識習得をめざします。2年次には夏の浴衣製作を課題とし、染色方法から、基礎的な和服の構成と縫製技術を学びます。日本の伝統文化である和服について学ぶことを通して、ファッションが文化とどのような関連性があるのかなども、探究していきます。家庭科教員免許取得を希望する人にもお薦めの授業です。

エコロジー(2年次)

「環境問題」は、私たち人間が便利に生活すればするほど大きくなっています。 近頃、話題のヒートアイランド現象。本当に都心は何処でも暑いのでしょうか? 水や食糧、公園など身近なものから環境と生活のかかわりについて、見学や実習を通して実感しながら理解を深めます。

「家庭科」の楽しさ・奥深さを伝えるうえで、大学でのすべての学びが活きています

引用元

S.Mさん

家庭科で学ぶ内容は大人になっても必要なものであり、人生を豊かにしてくれる知識と技術です。高校生の頃から憧れた家庭科教諭として今の学校に採用され、初年度からクラス担任をしています。授業は教科書に書かれていることがすべてではありません。家族論や心理学など大学での幅広い学びは今、多様な視点からの指導にとても役立っています。顧問を務める調理部では、和洋中の調理体験が活かせていますし、学芸員、フードスペシャリストの資格取得での経験も生徒の進路アドバイスにつながっています。最初に担任した生徒たちが卒業後も遊びに来てくれるのはうれしい限り。これからも生徒一人ひとりに寄り添い、見守りながら、家政学の奥深さや楽しさを伝えていきたいと思います。

関連リンク

進路・就職

くらしの新しい価値を構築し、
プランニングできる人

家族や家庭のことから地域社会、経済、教育、生活文化、さらには地球環境まで広い視野を持って、衣・食・住を総合的に学ぶため、多様な分野への就職が可能です。4年間を通じて身につけた、人に優しくて心豊かな生活を構築、企画、提案できる力はさまざまな分野で活かすことができます。

目指せる職種や業界

  • 次世代の生きる力を育てる中学・高等学校家庭科教員
  • 生活者のニーズにこたえる衣食住各分野のプランナーやコーディネーター
  • 企業のお客様相談窓口、消費生活のアドバイザー
  • 博物館・美術館など教育・文化施設の学芸員・専門スタッフ
  • 医療・福祉施設での生活弱者に対するサービス・相談のスペシャリスト
  • ショップの企画・運営
  • 企業の環境部門担当
  • 生活と経済の課題を考える保険、金融、証券業のアドバイザー
  • 商社・流通で活躍するバイヤー、企画職

就職実績(2022年3月卒業生)

  • 商業:27%
  • サービス:15%
  • 製造:8%
  • 情報:4%
  • 建設・不動産:20%
  • 公務・教育:10%
  • 外食・給食受託:5%
  • その他:11%

就職者

103名

就職希望者

107名

主な就職先(過去5年間)

  • そごう・西武
  • 資生堂ジャパン
  • サマンサタバサジャパンリミテッド
  • アンデルセンサービス
  • うかい(箱根ガラスの森美術館)
  • ワークスデザイン
  • 大和ハウス工業
  • 鹿島道路
  • ミサワホーム
  • 東急リバブル
  • 東京都教育委員会
  • 江戸川区教育委員会
  • 川崎市教育委員会
  • みずほ銀行
  • ゆうちょ銀行
  • 第一生命保険
  • 明治安田生命保険
卒業後のビジョン・卒業生からのメッセージ