【現代家政学科】 令和5年度卒業研究発表会 実施報告

2月2日(金)に卒業研究発表会が行われ、5会場で計136名が無事発表を終えました。大学ロビーでは卒業研究作品の展示も行われました。上記の展示は井澤ゼミ、山村ゼミの学生が卒業研究のテーマにあわせて製作した作品です。

A会場では総合家政領域の発表が行われました。キャッシュレス決済や投資との関わりで消費者教育を検討したものや、老舗企業における女性の働きやすさなどを題材とした研究がありました。漫画や小説などのオノマトペの使用効果や、中学生の言葉遣いを分析した発表もありました。史実やアニメのコンテンツを活かした地域の取り組みを取り扱った研究もあり、私たちの生活に関わる様々な題材にもとづく研究発表がありました。

B会場では総合家政領域の発表が行われました。コロナ禍によって人間関係の意味を考えさせられたこともあり、SNSや幸福度との関連について考察した研究が多くありました。性別役割分業意識や性的マイノリティの問題、女性の再就職や女性管理職といったジェンダーに関わるテーマについても、それぞれがしっかりした問題意識を持って、研究に取り組んだ成果が発表されていました。

C会場では総合家政領域とハウジング領域の発表が行われました。教育、家庭に関する研究やウォーキングと体重との関係など社会や体に関する問題をテーマにした研究やまちづくりや空き家活用、コロナ禍で問題となった大学講義室の換気をテーマにした研究、さらにコロナ禍を経て人々の活動が盛んとなった今必要なホテルの提案等が発表されました。

D会場ではファッション領域の発表が行われました。通学服やY2Kファッション等の身近なものから様々な国の服飾やメイク、アパレル企業の課題研究など多岐にわたるテーマが扱われました。昨今では衣料品の大量廃棄が問題になっていることから衣服の回収ボックスや再利用をとりあげたテーマもみられました。また、井澤ゼミ、山村ゼミの学生が卒業研究のテーマにあわせて製作した作品の展示が玄関ロビーで行われています。

E会場では、食生活領域とハウジング領域の発表が行われました。食生活領域のうち健康をテーマとする発表では、若年女子を中心とした、食物繊維やエネルギー摂取における課題についてや、アレルギーの実態やアレルギーに対応したおやつや代替食の提案の発表などがありました。食文化をテーマとする発表では、「東松山やきとり」や「のっぺ」など地域の食についてや、日本のアフタヌーンティーの広まりの現状や江戸時代から現代のりんご料理の変遷などの発表がありました。ハウジング領域では、マガキにおけるマイクロプラスチック汚染の影響についての発表がありました。

文・写真:青柳,伊藤,井上,太田,小野(由)

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