研究分野
- 教育史
- ジェンダー史
- 教育行政史
- ライフヒストリー
主な研究テーマ
教育制度における公共性、教育制度の日仏比較、ギゾーの文明論の伝播、
江戸時代の女性のライフヒストリー
研究キーワード
#教育の公共性 #「公」と「私」 #幕末明治期 #ライフヒストリー
受験生へのメッセージ
人間は目では見えない社会構造の中で生きています。その仕組みや成り立ちを教育史や教育行政・制度を通して可視化したいと私は考えています。
明治以降の近代日本において、女性は公的領域から排除された制度の中で生きることを余儀なくされました。このジェンダー構造は、戦後も根深く女性の地位に影響を与え続けています。この「公」と「私」の構造は近代日本の教育制度においてどのように形成されたのか。それは国際比較をするとどのような特徴があるのかを、日仏比較やフランスの影響という観点で研究をしています。また、公私のジェンダー構造を乗り越えようとした女性の生き方やその原動力を知りたいと思い、ライフヒストリー研究をしています。
主な担当授業科目
学部
教育原理 道徳教育論 教育制度論 家庭経営学概論 教育実習指導 教職実践演習 卒研ゼミ
大学院
教育学特論 家政学総合特論(オムニバス) 家政学特別演習Ⅰ~Ⅳ
関係するSDGs
リサーチマップ
https://orcid.org/0000-0003-0953-9910
学 歴
- お茶の水女子大学 家政学部 家庭経営学科卒業
- お茶の水女子大学人間文化研究科人間発達科学専攻博士前期課程修了
- お茶の水女子大学人間文化研究科人間発達科学専攻博士後期課程修了
学 位
博士(社会科学)、修士(社会科学)、修士(家庭経営学)
主な職歴
- お茶の水女子大学COEアソシエイトフェロー
- お茶の水女子大学みがかずば研究員
- 愛国学園短期大学教授
- 東京家政学院大学教授
所属学会
- 教育史学会
- 日本教育学会
- ジェンダー史学会
- 日本教育史研究会
- 日本教育史学会
- ジェンダー史学会
- 道徳教育学会
- 歴史学研究会
職務上の実績(主な研究業績・社会活動等)
【著書】
- 河田敦子『教員の「公務員」性成立をめぐる歴史の国際比較 ~日本とフランスの比較~』(平成26年度~29年度)科研費研究報告書2019年
- 河田敦子「森文政期から市制町村制施行に至るまでの教育行政に対する教員の評価と批判」(梶山雅史編著『近・現代日本教育会史研究』不二出版2018年)
- 河田敦子著『近代日本地方教育行政制度の形成過程―教育制度と地方制度の構造的連関―』風間書房 2011年
- 河田敦子編著・加藤時男翻刻『幕末明治の女性 内藤ますの生涯とその教養形成過程―「駿河紀行」全文翻刻付』2010年お茶の水女子大学グローバルCOE「格差センシティブな人間発達科学の創成」
【論文等】
- 「ギゾーのHistoire Général de la Civilisation en Europe をめぐる交流と伝播―C.S.ヘンリーに英訳されるまで」『東京家政学院大学紀要』第63号 2023年
- 「アーネスト・サトウと甲斐の国の人々」『東京家政学院大学紀要』紀要第62号 2022年
- Atsuko Kawata, Tokio Kato 2019“Life history of Naito Masu: a female pioneer of women’s education in Yamanashi Prefecture in the early Meiji Period” Revista Brasileira de Pesquisa (Auto)biográfica, v. 4, n. 12, pp.879-892
- Atsuko KAWATA 2014 “Naito Masu: The networks of an Educator for Girls in the Early Meiji Period” Sophia International Review Vol.36 pp.44-52
【委員等】
- 相模原市消費生活審議会委員
- 橋本高校学校運営協議会委員(令和5年度まで)
【受賞】
- 石川謙賞(日本教育史学会賞)受賞 2012年