❖ 教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること【第22条の6第1号関係】
◎教員の養成の目標
本学は、建学の理念(KVA精神)及び学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、広く知識(Knowledge)を求め、それを裏づける技術(Art)を磨き、これらを正しく方向づける徳性(Virtue)を備えた人材を育成する。
教員養成においては、人間社会と自然の多様性を豊かな知識と深い思考をもって理解し、そのあるべき姿を的確に判断・提案できる力、高い徳性と倫理観をもって児童生徒や保護者、教職員、地域社会と連携・協働する力を備えた教員を養成する。また、教育に関する専門的知識及び実践的な指導力を基盤として教育課題を発見し、論理的に分析・統合・表現するとともに、他者との共感を創り出し、すべての子どもの学びと成長を支えることのできる教員を養成する。さらに、教育を取り巻く環境の変化や新たな教育課題に主体的に対応するため、自ら学び続け、専門性の向上に努める教員を育成する。
本学では、それぞれの教職課程の専門性を生かし、次のような教員の養成を目指す。
幼稚園教諭
幼児の発達や多様性を理解し、遊びや生活を通して豊かな人間性を育むとともに、保護者や地域と連携・協働しながら幼児の成長を支援できる実践力を備えた教員
小学校教諭
幅広い教養と教科指導力を備え、児童の主体的な学びを支援するとともに、学校・家庭・地域と連携・協働しながら教育活動を推進できる教員
特別支援学校教諭
障がいのある幼児・児童・生徒の教育的ニーズを理解し、多様な専門職や保護者と連携・協働しながら、適切な教育的支援を実践できる教員
家庭科教諭
家政学に関する専門知識と実践的な指導力を備え、生活に関する学びを通して、生徒がより良い生活を主体的に創造する力を育成できる教員
栄養教諭
食と健康に関する専門知識と実践力を備え、学校給食や食育を通して、児童生徒の健やかな成長と望ましい食習慣の形成を支援できる教員
◎当該目標を達成するための計画(教育課程)
本学では、建学の理念(KVA 精神)及び学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、中学・高等学校教諭一種免許状(家庭)、小学校教諭一種免許状、幼稚園教諭一種免許状、栄養教諭一種免許状、栄養教諭二種免許状、特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者・肢体不自由者・病弱者)の教職課程を設置してきた。
教育職員免許法及び同施行規則に基づき全国すべての大学の教職課程の編成に当たり参考とする指針(教職課程コアカリキュラム)の内容等を踏まえ、本学では、「基礎を身につけ、学びを広げる段階(1・2年)」「専門性を深める段階(3年)」「学びの成果をまとめる段階(4年)」を位置づけ、体系性をもった教育課程を編成している。
幼稚園教員養成課程では、「領域及び保育内容の指導法に関する科目」「教育職員免許法第66条の6に定める科目」「教員の基礎的理解に関する科目等(大学が独自に設定する科目を含む)」という区分により編成している。
小学校教員養成課程及び中学校・高等学校教員養成課程では、「教科及び教科の指導法に関する科目」「教育職員免許法第66条の6に定める科目」「教員の基礎的理解に関する科目等(大学が独自に設定する科目を含む)」という区分により編成している。
栄養教員養成課程では、上記区分に「栄養に係る教育に関する科目」、特別支援学校教員養成課程では、「特別支援教育に関する科目」という区分を加え編成している。
また、介護等体験、教育実習、学校インターンシップ等を通して学校現場での実践的な学びを充実させるとともに、講義・演習・実習を有機的に組み合わせ、理論と実践を往還しながら、教員として必要な専門的知識、実践的指導力、豊かな人間性及び高い倫理観を育成する体系的な教育課程を編成している。
❖ 教員の養成に係る組織及び教員数、各教員が有する学位及び業績並びに各職員が担当する授業科目に関すること
【第22条の6第2号関係】
◇幼稚園教員養成課程
|
学部 |
学科 |
取得する免許 |
|
現代生活学部 |
児童学科 |
幼稚園教諭一種免許状 |
|
生活共創学部 |
こども教育学科 |
幼稚園教諭一種免許状 |
◇小学校教員養成課程
|
学部 |
学科 |
取得する免許 |
|
現代生活学部 |
児童学科 |
小学校教諭一種免許状 |
|
生活共創学部 |
こども教育学科 |
小学校教諭一種免許状 |
◇中学校・高等教員養成課程
|
学部 |
学科 |
取得する免許 |
|
現代生活学部 |
現代家政学科 |
中学校教諭一種免許状(家庭) |
|
現代生活学部 |
生活デザイン学科 |
中学校教諭一種免許状(家庭) |
|
現代生活学部 |
食物学科 |
中学校教諭一種免許状(家庭) |
|
生活共創学部 |
生活共創学科 食科学コース |
中学校教諭一種免許状(家庭) |
◇栄養教諭教員養成課程
|
学部 |
学科 |
取得する免許 |
|
現代生活学部 |
食物学科 |
栄養教諭二種免許状 |
|
人間栄養学部 |
人間栄養学科 |
栄養教諭一種免許状 |
|
生活共創学部 |
生活共創学科 食科学コース |
栄養教諭二種免許状 |
◇特別支援学校教員養成課程
|
学部 |
学科 |
取得する免許 |
|
現代生活学部 |
児童学科 |
特別支援学校一種免許状 |
|
生活共創学部 |
こども教育学科 |
特別支援学校一種免許状 |
◎教育職員等による児童生徒に対する性的暴力防止のための取組
本学では、教育職員等による児童生徒に対する性的暴力の防止は、教員として求められる高い倫理観及び使命感に関わる重要な事項であると位置づけている。
教職課程においては、教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律その他の関係法令を踏まえ、教育倫理及び教員の服務に関する教育を実施するとともに、教員として遵守すべき倫理規範や児童生徒の権利擁護について学ぶ機会を設けている。
また、教職課程担当教員に対しても、関係法令や大学の基本方針等について周知を行ない、教職課程全体として再発防止及び未然防止に取り組んでいる。
◎教員の養成に係る組織(教職課程を運営する組織)
[教職教育委員会]
教職教育委員会は、教職教育に関する基本的事項及び教職課程の運営に関する重要事項について審議し、教職課程の質保証及び継続的な改善を推進することを目的に設置されている。
教職課程の授業公開、教員による相互評価、学生による授業評価及び教職課程の自己点検・評価を通して、教職課程の質の向上と継続的な改善に取り組むとともに、学生に対する責任ある教職指導の充実を図り、本学が目指す教員の養成を推進している。
また、関東地区私立大学教職課程連絡協議会及び東京地区教育実習連絡協議会に加盟し、他大学との連携・協力を通して教職課程や教育実習、教職実践演習等の改善に関する情報共有や協議を行ない、その成果を本学の教職課程の改善に反映している。
〇東京家政学院大学教職教育委員会規程
(設置)
第1条 東京家政学院大学(以下「本学」という。)の教職教育課程にかかわる事項を検討するため、本学に教職教育委員会(以下「委員会」という。)を置く。
(審議事項)
第2条 委員会は、次に掲げる事項を審議する。
(1)教育職員免許の取得に係る教育(以下「教職教育」という。)に関する基本的な事項
(2)教職教育の実施計画に関する事項
(3)教職教育の履修条件に関する事項
(4)教職教育を受けようとする学生に対する指導助言に関する事項
(5)教育実習の実施に関する事項
(6)教育課程の自己点検・評価に関する事項
(7)その他教職教育の実施に関する事項
(構成)
第3条 委員会は、次に掲げる者をもって構成する。
(1)教職教育課程の専任教員
(2)教職教育課程を置く学科から選出された専任教員 1名
(3)学長が指名する副学長又は学長特別補佐 1名
(4)併設中学校・高等学校長
(5)事務職員から選出された者 2名
2 委員会が必要と認めるときは、委員会以外の者の出席を求め、その意見を聴くことができる。
(任期)
第4条 前条第1項第2号の委員の任期は、2年とし、再任を妨げない。
2 欠員を生じた場合の補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とする。
(委員長)
第5条 委員会に委員長を置く。
2 委員長は、第3条第1項第1号及び第2号の委員の互選とする。
3 委員長は、委員会を招集し、その議長となる。
4 委員長に事故あるときは、あらかじめ委員長の指名する者がその職務を代行する。
(雑則)
第6条 この規程に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、学長が別に定めることができる。
(事務)
第7条 委員会の事務は、学務室において処理する。
◎教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目
教員組織及び教員数並びに教員の保有学位、業績に関する情報
❖ 教員の養成に係る授業科目、授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間の授業の授業計画に関すること
【第22条の6第3号関係】
❖ 卒業者の教員免許状の取得状況に関すること【第22条の6第4号関係】
|
学 科 |
免許種類 |
令和3年度 |
令和4年度 |
令和5年度 |
令和6年度 |
令和7年度 |
|
現代家政 |
中学校一種(家庭) |
17名 |
23名 |
23名 |
18名 |
13名 |
|
高等学校一種(家庭) |
18名 |
23名 |
23名 |
18名 |
13名 |
|
|
健康栄養 |
栄養教諭一種 |
3名 |
7名 |
3名 |
4名 |
3名 |
|
生活デザイン |
中学校一種(家庭) |
2名 |
0名 |
0名 |
2名 |
2名 |
|
高等学校一種(家庭) |
3名 |
0名 |
0名 |
4名 |
2名 |
|
|
食物 |
中学校一種(家庭) |
12名 |
12名 |
10名 |
8名 |
8名 |
|
高等学校一種(家庭) |
11名 |
12名 |
11名 |
10名 |
8名 |
|
|
栄養教諭二種 |
12名 |
14名 |
4名 |
4名 |
7名 |
|
|
児童 |
幼稚園教諭一種 |
48名 |
40名 |
50名 |
27名 |
27名 |
|
小学校教諭一種 |
10名 |
17名 |
12名 |
11名 |
8名 |
|
|
特別支援学校教諭一種 |
15名 |
19名 |
21名 |
7名 |
10名 |
※栄養教諭(一種•二種)免許状取得数は、東京都への一括申請による取得人数で、他の自治体へ申請した者の人数は含まれません。
※栄養士免許状取得数は、本学で把握している者のみを対象としています。
❖ 卒業者の教員への就職の状況に関すること【第22条の6第5号関係】
|
学 科 |
令和3年度 |
令和4年度 |
令和5年度 |
令和6年度 |
令和7年度 |
|
|
幼稚園 |
児童 |
9名 |
8名 |
10名 |
1名 |
3名 |
|
小学校 |
児童 |
2名 |
7名 |
7名 |
8名 |
7名 |
|
中学校(家庭) |
現代家政 |
3名 |
5名 |
3名 |
1名 |
4名 |
|
生活デザイン |
1名 |
0名 |
0名 |
0名 |
1名 |
|
|
食物 |
3名 |
0名 |
1名 |
3名 |
1名 |
|
|
高等学校(家庭) |
現代家政 |
3名 |
5名 |
3名 |
2名 |
5名 |
|
生活デザイン |
1名 |
0名 |
0名 |
0名 |
0名 |
|
|
食物 |
0名 |
0名 |
3名 |
0名 |
2名 |
|
|
栄養教諭 |
人間栄養 |
0名 |
0名 |
0名 |
0名 |
0名 |
|
食物 |
0名 |
0名 |
0名 |
0名 |
0名 |
|
|
特別支援学校 |
児童 |
0名 |
3名 |
2名 |
1名 |
0名 |
※幼稚園の就職者数には、認定こども園(幼稚園型)への就職者を含みます。
※就職者数には、常勤・非常勤の双方を含みます。
❖ 教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組に関すること【第22条の6第6号関係】
本学では、以下の様々な取り組みにより、教職課程の質保証及び継続的な改善に取り組んでいる。
〇教職教育委員会を中心として、教職課程を有する学科間の連携・調整を図っている。
〇ファカルティ・ディベロップメント委員会と連携して、FD講演会、教員による授業参観、学生による授業評価アンケート等を実施している。
〇学務委員会と連携して、教員相互のシラバス第三者チェックを実施している。
〇教職課程の自己点検・評価を行なっている。
〇教職履修カルテにより、学修の記録と振り返りを行うとともに、教員との面談や助言を通して、学生一人一人に応じた継続的な教職指導を実施している。
〇令和8年度に、家庭科教育研究所を設置した。研究所の主な活動は、(1)家庭科教育研究会の運営、(2)ニュースレターの配信、その他刊行物の発行、(3)家庭科教育に関わる人たちが協働する拠点となり、家庭科教育の理論的・実践的研究、リカレント教育の推進及び家庭科教育の充実に資する活動である。家庭科教員を招いた講演会等を開催し、学校現場の実践や今日的な教育課題に触れる機会を設けることにより、教職への理解と意欲の向上を図っている。
〇関東地区私立大学教職課程連絡協議会及び東京地区教育実習連絡協議会に加盟するとともに、東京都教育委員会等の関係機関と連携・協力し、教職課程や教育実習に関する情報共有や改善に取り組み、その成果を本学の教職課程に反映している。
〇キャリア相談・支援室と連携し、教員採用試験対策、個別面接指導等を実施するなど、教職を希望する学生の進路実現に向けた支援を行っている。
