書名:女性リーダーが生まれるとき 「一皮むけた経験」に学ぶキャリア形成
著者:野村 浩子(特別招聘教授)
内容:2019年12月、世界経済フォーラムから発表されたジェンダー・ギャップ指数で日本は調査対象の153カ中121位、過去最低の順位となった。女性リーダーの少なさが下位低迷の大きな要因だ。意思決定層に女性を増やさないと、日本は変わらない。それどころか、このまま沈んでしまう。四半世紀にわたって女性リーダーの取材を続けてきた著者が、国内外の女性役員にインタビュー。「生の声」から、これからの時代を生き抜くヒントを探る。
著者から皆さまへ:働く女性のための月刊誌『日経WOMAN』編集部に異動したのは1995年のこと。それから四半世紀にわたり、「女性と仕事」をテーマに取材執筆、研究を続けています。2000年代に入り女性が育児休業を取り仕事を続けることが当たり前になり、2010年代を迎えると女性管理職が増え…と女性活躍は少しずつ歩を進めてきました。しかし今なお経営層は「日本人、男性、シニア」と極めて均質です。これでは変化する時代に対応できません。女性リーダーを増やさないと日本は沈んでしまう――こんな危機感のもと、企業の女性役員らに「一皮むけた経験」を聞き、リーダーに至る道筋を紐解いていきました。キャリア形成について考える女性、そして男女問わず管理職、経営者の方に手に取って頂きたいと思います。
担当編集者(光文社:小松様)からの一言:新型コロナウイルスの影響で世界は一変しました。「コロナ後の世界」では人々の意識も自ずと変化していくに違いありません。また、政治や経済に与える影響は計りしれませんが、これまで様々な分野−−−−特に企業−−−−で男性中心に動いてきた日本も、この機会に変わっていく、いや、変わらなければなりません。本書に登場する日・独・米の女性リーダーたちの生の声には、これからの時代を生きるうえでのヒントが眠っています。
出版社:光文社
出版年:2020年3月17日発行
価格:900円+税