本学科の実践応用栄養学研究室では、2022年から4年生のゼミ生とともに高校生とその保護者を対象とした「がんを含む生活習慣病予防のための親子料理教室」を開催しています。
3回目となる今回は、魚を主菜とした和食と中華料理の献立を開発し、紹介することとしました。和食では、食塩の使用量を抑えるため素材の持ち味を生かす味付けとしました。中華料理では、多くなりがちな脂質の摂取量をコントロールするため油の使い方を工夫しました。
料理教室では、学生たちが司会進行を行いました。
まず初めに、今回も卒業生でもある千歳先生(国立がん研究センター中央病院)からアップグレードされた最新の知見をお話しいただきました。
次に、学生たちが自分たちで考案した献立が、がんを含む生活習慣病予防に対してどのような効果を期待できるか説明しました。
紹介した献立のうち、献立1の主菜「鮭の胡麻焼き」を今回の調理実習の教材としました。
まずは写真のように学生が作り方をデモンストレーションしました。
学生たちは、人前で説明しながらデモンストレーションをする難しさを実感したようです。
練習の成果もあり、当日はスムーズに進行できました。
そしていよいよ生徒さんたちの調理実習です。
保護者の方とレシピを確認しながら手際よく調理できていました。
この後、試食していただきました。
今回、初めて中学校の生徒さんにも参加していただきましたが、皆さんに「おいしい」、「簡単だった」と言っていただけて、学生もとても喜んでいました。
本学科の学生たちは、在学中に学んだことを活かし社会実装することで、管理栄養士として社会に貢献する意欲を高めています。