令和7年度第23回企画展「ニットの世界、ふたたび」同時開催 令和7年度展示実習展開催しました!
東京家政学院生活文化博物館では、令和7年9月22日(月)~10月17日(金)の期間、企画展「ニットの世界、ふたたび」と「展示実習展」を同時開催します。
当館では、令和3年に「ニットの魔法」展を開催していました。当時はコロナ禍故に広く紹介できず、多くの作品が日の目を見ぬまま終了しましたが、4年後の今年、再展示の運びとなりました。今回展示されているニット作品は平成15(2003)年、石川県金沢市のニットデザイナー中村定子氏(故人)の作品151点の寄贈を受け、その翌年に新収蔵資料披露の企画展を開催し、33点の作品を展示しました。その後令和3年の企画展を経て今回の公開となったものです。
ニット作品の制作には、かぎ針、棒針を使った手編みや編み機が使われることもあります。毛糸は、羊毛などの天然素材、アクリルやラメ糸などの合成繊維、天然素材と合繊繊維の混紡など多種類あり、加えて近年では染色技術の向上によって数百種類の色糸が販売されています。それらを駆使し、生地上に花や動物、風景、建物、人物などが描かれていくのです。さらに手編みのモチーフや他の生地を使ってアップリケを施せば、多彩な模様が出来上がります。ここでは長年にわたって培われた、魔法のような高い技術と芸術的デザインで紡がれた作品の数々をご堪能ください。
また展示実習展は、本学の学芸員資格課程を受講している学生7名(現代生活学部現代家政学科6名、現代生活学部生活デザイン学科1名)による展示です。 4年次に開講される「博物館実習」の一環で、学生たちが3班に分かれて企画・調査・展示を担当し、集中実習期間の5日間で作成しました。4年間の学びの成果をぜひご覧ください。
【タイトル】令和7年度第23回企画展「ニットの世界、ふたたび」同時開催令和7年度展示実習展
【会期】令和7年9月22日(月)~10月17日(金)
【開館時間】9:30~16:30
【休館日】土・日・祝日

