❖ 東京家政学院大学 教職課程基本方針
教職教育委員会
はじめに
東京家政学院大学は、教員養成を大学教育の重要な使命の一つとして位置づけている。
本方針は、本学における教職課程の基本的な考え方及び運営方針を示すものであり、教員養成の目標、教育課程、運営体制、教育の質保証及び情報公開に関する基本的な考え方を明らかにするものである。
本学は、本方針に基づき教職課程を運営するとともに、教職教育委員会を中心として、自己点検・評価及び継続的な改善に取り組み、社会から信頼される教員養成を推進する。
Ⅰ 教員養成の目標
本学は、建学の理念(KVA精神)及び学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、広く知識(Knowledge)を求め、それを裏づける技術(Art)を磨き、これらを正しく方向づける徳性(Virtue)を備えた人材を育成する。
教員養成においては、人間社会と自然の多様性を豊かな知識と深い思考をもって理解し、そのあるべき姿を的確に判断・提案できる力、高い徳性と倫理観をもって児童生徒や保護者、教職員、地域社会と連携・協働する力を備えた教員を養成する。
また、教育に関する専門的知識及び実践的指導力を基盤として教育課題を発見し、論理的に分析・統合・表現するとともに、他者との共感を創り出し、すべての子どもの学びと成長を支えることのできる教員を養成する。
さらに、教育を取り巻く環境の変化や新たな教育課題に主体的に対応するため、自ら学び続け、専門性の向上に努める教員を育成する。
免許種ごとの教員養成の目標は、以下の通りである。
幼稚園教諭
幼児の発達や多様性を理解し、遊びや生活を通して豊かな人間性を育むとともに、保護者や地域と連携・協働しながら幼児の成長を支援できる実践力を備えた教員。
小学校教諭
幅広い教養と教科指導力を備え、児童の主体的な学びを支援するとともに、学校・家庭・地域と連携・協働しながら教育活動を推進できる教員。
特別支援学校教諭
障がいのある幼児・児童・生徒の教育的ニーズを理解し、多様な専門職や保護者と連携・協働しながら、適切な教育的支援を実践できる教員。
家庭科教諭
家政学に関する専門知識と実践的な指導力を備え、生活に関する学びを通して、生徒がより良い生活を主体的に創造する力を育成できる教員。
栄養教諭
食と健康に関する専門知識と実践力を備え、学校給食や食育を通して、児童生徒の健やかな成長と望ましい食習慣の形成を支援できる教員。
Ⅱ 教職課程の教育課程
本学では、教育職員免許法及び同施行規則並びに教職課程コアカリキュラムを踏まえ、体系的な教職課程を編成する。各教職課程は、それぞれの免許種に応じた教育職員免許法施行規則の区分に基づき編成する。
・基礎を身につけ、学びを広げる段階(1・2年)
・専門性を深め、教育現場で必要となる実践的な知識・技能を身につける段階(3年)
・教育実習等を通して学びの成果を実践するとともに、教員としての資質・能力を高める段階(4年)
講義・演習・実習・教育実習・介護等体験・学校インターンシップ等を有機的に組み合わせ、理論と実践を往還しながら、教員として必要な専門的知識、実践的指導力、豊かな人間性及び高い倫理観を育成する。また、教育DXの推進を踏まえ、情報通信技術等を活用した教育実践力、情報活用能力及び情報モラルを身につけ、教育活動において新たな教育技術を適切に活用できる教員を養成する。
さらに、家政学及び管理栄養士・栄養士養成課程を基盤とした本学の特色を生かし、家庭科教諭及び栄養教諭の養成に取り組んでいる。生活共創学部食科学コースでは、栄養士養成課程を基盤として、栄養教諭及び中学校・高等学校の家庭科教諭の教員免許状取得を目指すことができる教育課程を編成し、食と栄養に強みを持ち、生活に関する専門性を備えた教員の養成を推進する。性別にかかわらず、家政学を基盤とした専門教育と教職課程を履修できる教育環境を整備し、多様な人材の教員養成を推進する。
Ⅲ 教職課程の運営体制
本学では、教職教育委員会を設置する。教職教育委員会は、全学的に教職課程を実施する組織として、教職教育に関する基本的事項及び教職課程の運営に関する重要事項について審議するとともに、本学の教職課程の運営及び質保証を統括する。教職教育委員会の組織及び運営については、「東京家政学院大学教職教育委員会規程」に定める。
また、関東地区私立大学教職課程連絡協議会及び東京地区教育実習連絡協議会に加盟し、他大学や関係機関との連携を通して、教職課程及び教育実習等の改善を図る。
Ⅳ 教職課程の質保証・継続的改善
本学では、教職教育委員会を中心として、以下の活動を通して、教職課程の質保証及び継続的改善に取り組み、その成果を教職課程の改善へ反映する。
- 教職課程自己点検・評価
- FD・SD講演会
- 授業公開
- 教員による相互評価
- 学生による授業評価
- 教職履修カルテによる学修支援
- 教員採用試験対策と支援
Ⅴ 教職課程自己点検・評価
本学では、教職教育委員会を中心として、教職課程に関する情報公開、自己点検・評価及び教育の質保証を一体的に運用する。
教職課程の自己点検・評価は、本方針及び教育職員免許法施行規則第22条の6に基づき公表している事項を基本として、毎年度実施し、その結果を教職課程自己点検・評価報告書(年度報告)として取りまとめる。
教職課程自己点検・評価報告書(年度報告)は、教職教育委員会の審議を経て、内部質保証推進委員会に報告するとともに、本学ホームページにおいて公表する。
また、自己点検・評価の結果を踏まえ、必要に応じて本方針及び自己点検・評価の実施方法を見直す。
Ⅵ 教職課程に関する情報公開
本学では、教育職員免許法施行規則第22条の6に基づき、教職課程に関する情報を積極的に公開する。
- 教員養成の目標
- 教職課程の教育課程
- 教職課程の運営体制
- 教職課程担当教員
- 教員の学位及び研究業績
- 担当授業科目
- シラバス
- 年間授業計画
- 教員免許状取得状況
- 教員就職状況
- 教育の質保証に係る取組
- 教職課程自己点検・評価報告書
これらの情報については、社会に対する説明責任を果たすとともに、教職課程の透明性を高めるため、適宜内容を確認し、必要に応じて更新する。
制定 令和8年9月7日
