家政学部を閉じるにあたって

2015年3月31日

 

東京家政学院大学の家政学部は、昭和38年(1963年)4月家政学部家政学科としてスタートし、昭和59年4月住居学科、平成17年4月児童学科、平成21年4月に現代家政学科・健康栄養学科を開設しました。さらに、家政学を生活者視点の現代生活学へと再生することをめざし、平成22年度には家政学部・人文学部を再編した新学部(現代生活学部)を設立しました。

家政学部は、平成27年(2015年)3月に最後の卒業生を送り、52年の幕を閉じることになりました。

 

家政研究所に始まった東京家政学院大学の家政学は、「いのち」と「暮らし」を重視し、人と人のつながりを創る実践的総合科学として日本の女子高等教育史に重要な足跡を刻んできました。その内容は現代生活学部(現代家政学科・健康栄養学科・生活デザイン学科・児童学科・人間福祉学科)に再編され、学生一人ひとりの可能性を引き出すアクティブな学びとして展開されております。現代生活学を核に、大学のさらなる発展が期待されています。

 

家政学部・人文学部・短期大学の卒業生の皆様は、大江スミ先生が切り拓かれた科学としての家政学を、常に生活者という当事者意識をもって生活を創り日本の社会と世界の未来を変える自分自身の学問としての現代生活学の方向にむけて舵取りをしてくださいました。何よりも多方面で活躍する卒業生が本学の誇りです。

 

今後も、東京家政学院大学は、卒業生の皆様との絆を大切にして大学づくりを進めて参りますので、ご来学をお待ちしております。何かございましたら、いつでも教職員にご相談ください。また、今後のイベントや公開講座等はホームページでご案内いたします。みなさまにお会いできる機会を楽しみにしております。

 

東京家政学院大学学長

 家政学部長

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