【地域連携・人間栄養学科】防災・減災のために大学生ができること~千代田区キャンパスコンソ学習会の体験報告~

首都直下型地震やゲリラ豪雨などの予測困難な大規模自然災害への防災・減災のための取り組みが注目されています。
千代田区の高等教育連携強化コンソーシアム(千代田区キャンパスコンソ)を構成する5大学・2短期大学は、千代田区と『大規模災害時における協力体制に関する基本協定』を締結しています。各大学では、区民や一般の帰宅困難者の受け入れ、及び情報・食糧・飲料水などの提供などの使命を少なからず担うことが期待されています。
そこで、千代田区キャンパスコンソの共同研究、令和3年度「千代田学」共同提案事業「自然災害発生時における大学を拠点とした帰宅困難者支援に関する研究(研究代表者:人間栄養学部 酒井治子教授)」の一環として、令和3年12月4日(土)、法政大学市ヶ谷キャンパスにて「帰宅困難者支援施設運営ゲームの体験会&学生ファシリテーター養成会」が実施されました。本学からは、人間栄養学科の3年、4年生の4名が「実践栄養プロデュース実習」の一環として参加しました。
今回の活動には、法政大学の一時滞在者支援施設である体育館を縮小して作成された帰宅困難者支援施設運営ゲームを用いた図上訓練と共に、このグループワークによるゲームを牽引する学生のファッシリテーターの養成の役割もありました。発災時において、帰宅困難者支援施設の開設に伴って、どのような安全・衛生管理、感染症対策、備蓄品、通信手段などの確保、情報提供体制など、施設運営に関する情報共有が必要であるのか、臨場感を伴った体験ができました。

 

 

また、4年生の「大学における学生・教職員を対象にしたホームページからの防災情報に関する研究」について研究発表を行い、他大学の学生から質問があり意見交換ができました。人間栄養学科の学生としては、大学での災害食の備蓄状況と共に、一時滞在が長期化した場合の栄養管理をどのようにできるのか関心が高まる機会となりました。

 

 

 

こうした防災・減災教育の場を地域の大学と連携しながら、学生ボランティアの人材育成につなげていきたいと思います。

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