生活デザイン学科石綱史子准教授、葉雨昕 (学士課程・修士課程:当時)、吉村菜摘 (学士課程:当時)、白井篤教授らが取り組んだハスの花の開閉に関する研究成果が国際学術誌American Journal of Botany11月号に掲載されました。
ハスは多年生の水生植物で、地下茎は食用に、種子は薬用に、花、葉、果托は観賞用に利用されている農業上重要な植物種です。ハスの花は開花期間中に開閉を繰り返しますが、その開閉の機構は明らかになっていませんでした。
本研究により、ハスの花弁は開花期間4日間に開閉を繰り返しながら伸長することと、花弁の基部細胞は開花時に伸長し閉花時に縮むことが明らかになりました。
これらの結果は、ハスをはじめとする開花期間中に開閉を繰り返す種の花の開閉機構の解明や、植物の生殖に関する研究に有用な情報となることが期待されます。
発表者
東京家政学院大学 現代生活学部 生活デザイン学科
石綱 史子 准教授
葉 雨昕 学士課程・大学院人間生活研究科家政学専攻修士課程(当時)
吉村 菜摘 学士課程(当時)
白井 篤 教授
東京大学 生物生産工学センター
青野 俊裕 講師(当時)
東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻
堤 伸浩 教授
有村 慎一 教授
髙梨 秀樹 特任准教授
石綱准教授らが町田キャンパスで栽培している美しいハスの花の写真が、American Journal of Botany11月号の表紙を飾りました。
関連サイト
American Journal of Botany
https://bsapubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ajb2.16433(外部リンク)
東京大学大学院農学生命科学研究科HP
https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20241107-1.html(外部リンク)
東大農学部X
https://x.com/UTokyo_Agri/status/1854779510916628863(外部リンク)