学長メッセージ

自分らしさを発揮できる
将来像を描こう

 「家政学」は家庭のことを対象とした学問と思われがちですが、この100年の社会の変化に対応して、その役割と意義は大きく変わってきました。家政学は、衣・食・住やこどもといった家庭単位の枠をはるかに超えた「生活の科学」として、ビジネスや地域社会、さらには地球規模の課題に向き合う学問分野として発展を遂げています。

 東京家政学院大学は、これまで積み上げてきた実績を次の100年に活かすべく3つの改革に取り組みます。

(1)新設の「生活共創学部」では、ビジネス、IT、マーケティングなどの社会科学的な分野を幅広く学び、私たちの生活に関係するあらゆる分野で活躍できる人材を育成します。 地域の人々と連携し、より良い社会を共に創る学習を通して、協働力・実践力を身につけることができます。

(2)育成型の「アサーティブプログラム」を導入し、一人ひとりに寄り添い、将来の方向性を定めて目標を見つけるためのサポートを行います。

(3)ジェンダーにとらわれずに、衣・食・住やこどもの分野を学べる環境を提供します。

 

大学では、学生時代にしかできない活動に積極的に取り組み、多くの経験を積んでください。学内のイベントや学友会、サークル活動など、価値観の異なる人と接する機会を持つことで、あなたの世界は大きく広がるはずです。産学官連携などの学外活動や、短期留学で異文化に触れることも貴重な経験となります。育った環境や文化、価値観の違いを受け入れることは、自分自身を客観的に見ること、ひいては自身の成長にもつながります。それらの経験が、あなたに「自分らしさ」とは何かを気づかせてくれるでしょう。

 身近なことから広く社会で役立つ学び、一人ひとりに合った学修をサポートする体制、さまざまな価値観を持つ人々と協働し合って学ぶ環境、その全てが東京家政学院大学にあります。その中で自分自身の興味や目標を見つけ、確かな力に変えていってほしいと思います。自身の内なる声に耳を傾け、自分らしさを発揮できる将来像を描いてください。

東京家政学院大学
学長 鷹野 景子

「2080分の1ストーリーズ」の2080は本学の収容定員の人数です。学生が提案したテーマについて、学生と学長が1対1で様々なテーマについて話し合います。是非、こちらからご覧ください。