学長メッセージ

自ら、学ぶ分野の選択を
そして、学びの場としての学院へ

高校生の皆さん、皆さんは大学にどんなイメージを持っていらっしゃるでしょうか。
今、私自身が大学生だった頃のことを思い出しています。大学に入ってまず驚いたことは、大学が開かれた場であるということでした。授業こそ基本的にその大学の学生が学ぶ場ですが、それ以外の活動では学外との交流は珍しいことではありません。
授業は自分で選びます。1年生のときに学科で私一人だけが取った科目がありました。その年に新たにスタートした教養科目で、当時としては珍しい複数の先生によるオムニバス講義でした。ある大きな共通のテーマで、専門の異なる教員から話を聞く講義は興味深いものです。
大学生活で、最も楽しく、世界が広がったと感じたのは卒業研究に取り組んだ4年生のときでした。世界中で誰もやっていない課題に取り組むのです。卒業研究ではわからないことも多く、悩むことの連続でしたが、研究活動を通して多くのことを学びました。

卒業研究発表会が終わったときの達成感と心地よい疲労感は生涯忘れることはありません。大学における卒業研究は、国際的に見て日本独自の優れた双方向教育であり、課題解決型学習なのです。
中学校での教育実習も経験し、「教えることを仕事にする」という選択肢が増えました。何より、資格取得の過程で学んだことは、社会人生活で大いに役立ちました。
皆さんは、大学で何を学ぼうとしているのでしょうか。まずは、何か一つの分野を選ぶことが必要になります。興味を持つ分野がたくさんある方は迷うかもしれませんね。何を選んだらいいかわからない人もいるかもしれません。でも、えいやっと、一つを選んでみてください。できるだけ「自分で」です。周りに相談してもいいですよ。でも決断するのはあなたです。そしてまずは4年間、前向きに取り組んでみてください。何を選んだとしても、大学生活で得るものは大きいはずです。
東京家政学院大学は、学びの場を整えて皆さんをお待ちしています。

東京家政学院大学
学長 鷹野 景子

「2080分の1ストーリーズ」の2080は本学の収容定員の人数です。学生が提案したテーマについて、学生と学長が1対1で様々なテーマについて話し合います。是非、こちらからご覧ください。