卒業後のビジョン
食の楽しさ大切さを伝える食のプロ
- 高齢者福祉施設・保育所・学校・病院・事業所などの給食管理
- 健全な食生活の実践を担う自治体・企業の栄養士
- 学校で食育の授業を担当する栄養教諭
- 食生活を基軸に教育できる中学・高校の家庭科の教員
- 食品の品質・安全・衛生面の指導・管理者
- 食品メーカー・フードサービスでのメニュー企画・開発
- 商社・流通で活躍するバイヤー、企画職
- 小・中学校で学校給食を運営 など
食がつくるくらしの幸せを考え続けます
M・M 神奈川県/神奈川学園高等学校出身
好きな“食”の知識を広げ、深める
料理をはじめたのは小学生の頃からです。共働きの両親が喜んでくれるのがうれしくて、高校からは毎日の夕食づくりを担当してきました。家族の日々のくらしでどうすればカロリーを抑えながらきちんと栄養を摂れるか考えるうち、この知識を深めて将来の仕事に活かそうと思ったのが、本学の食物学科に進んだきっかけです。栄養士資格取得への勉強と教職課程が私の学びの柱。
特に教職課程は食分野とは違う教育関連の科目が中心で、これまで考えたこともなかったような内容の一つひとつにおもしろさを感じています。同時に1年次に行事食などのテーブルや室内をデザインする食空間コーディネーター資格を取得し、2年次の今はフードコーディネーター資格にも取り組んでいます。そんな挑戦のチャンスがさまざま用意されていることは、この学科の大きな魅力の一つだと思います。将来への選択肢も、入学時に想像していた以上に広がってきました。
くらしと食文化の変化にも興味津々
実習を通して実践力をつける授業が多いのもうれしいですね。今、私が一番興味を持って学んでいるのは食品開発です。「食企画・開発演習Ⅰ」で学内コンビニの改善案や新型コロナ禍中の学食運用を企画。「食品加工学実習」ではマーマレードや納豆、ソーセージなどをつくりました。
その成果は自宅の家族にも大好評!今は工場でつくるのが当たり前になった加工食品が人々のくらしをどう変えてきたかも理解できました。卒業後の進路は悩み中です。それは食の知識が活かせる分野の広さを本学で知ったから。おいしくて栄養にすぐれ、見栄えも良い料理は人のくらしを幸せにするもの。どの道に進むにしてもその基本を大切に、ずっと食にかかわる仕事に携わっていきます。
めざせる主な資格・免許
- 栄養士
- 管理栄養士(受験資格・要実務経験1年以上)
- 栄養教諭二種免許
- 中学校教諭一種免許(家庭)
- 高等学校教諭一種免許(家庭) 他
食物学科で栄養士の夢に向かって
S・A 神奈川県/上溝南高等学校出身
中学、高校と運動部に所属していて、脂肪は増やしたくないけど甘いものは食べたい! 200kcalを超えないお菓子があればいいのに……といつも思っていました。それがいつの間にか「なければ自分でつくろう」と考えるようになったのです。“機能性に優れ、かつおいしい”食品やメニューを開発し、アスリートはもちろん、糖質制限をしている人やキレイになりたい人を応援したい。栄養士になる思いを胸に日々頑張っています。
未来を生きるチカラのSTEPS
栄養士
保育所、学校、企業などのおもに健康な方へ栄養指導や給食運営を行います。また、医療施設や老人福祉施設では、献立作成や食
事提供を通じて栄養状態改善などのサポートを行います。
どうすれば取得できる?
大学ほか栄養士養成施設で専門課程を修め、卒業後に都道府県知事に申請して免許を受けます。学校勤務を希望する場合、栄養教
諭免許も取得すると栄養管理のほか食育計画や地域人材の活用、個別指導が可能に。栄養士として必要な年数を勤務後、国家試験
を受けて管理栄養士になる人もいます。
※栄養士の資格は、食物学科 、人間栄養学科 で取得可能です。
U・N 東京都/町田総合高等学校出身
食育について指導ができる栄養教諭をめざし食物学科に入学しました。栄養士の方と接する機会が多い小学校に通う中で、自分の考えた献立で人を楽しく健康にできる仕事があると知ったことがきっかけです。幅広く学べる講義はもちろん、野菜栽培や調理など実習も多いので毎日が新鮮です。栄養士に加えて教諭免許も必要なので勉強は大変ですが、子どもに食の楽しさや大切さを伝えられる存在になれるよう頑張っています。