卒業後のビジョン
保育・教育・臨床のスペシャリストとして活躍
- 幼稚園の教員
- 小学校の教員
- 特別支援学校の教員
- 学校のスクールカウンセラー
- 保育所や乳児院、障害児施設など児童福祉施設の保育士
- 自治体の社会福祉主事などの専門職員
- 子どもに関する広い知識と実践力を持つ児童学のスペシャリスト
- 子ども対象の教育、サービス業、保険業、専門店などのインストラクター、ディレクター など
内定までのみちのり
子育て中の方々のくらしを支援したい
児童学科 Y・Y 神奈川県/東海大学付属相模高等学校出身
内定:町田市(保育士)
幼保小連携に活かせる3資格を取得
保育士である母の姿を見るにつけ、やりがいの大きな仕事だと感じ、同じ道をめざしました。いくつかの大学を見学した中、周囲の自然が豊かで落ち着いた雰囲気や、少人数制の和気あいあいとした学風に安心できる東京家政学院大学へ。先生方も皆さんやさしくて授業内容もおもしろく、本学を選んで本当によかったと思っています。
授業のほか、「森のようちえん」活動にも参加することができます。これは地域の子どもたちを招き、キャンパスに広がる森で自然体験をしてもらうもの。樹木や水、石などを自由に使って遊びを生み出す子どもたちの姿は、参加学生へのインタビューからも分析し、ゼミでの卒業研究に結びつきました。子どもが遊べる自然環境の大切さに、大きく気づかされた体験でした。
保育士と幼稚園教諭、小学校教諭の3免許を取得したのは、今後の幼保小連携に活かしていけると考えたからです。必修科目が多くて大変だったのは確かですが、目標が見えているからがんばれました。
さまざまな園で積むキャリアも楽しみ
在学中は飲食店でアルバイトをしていました。小さなお子さん連れのお客さまがみえると、年齢に合う備品などスムーズにお出しするなど、ちょっとしたお手伝いで保護者の方に喜んでいただけたのも本学での学びのおかげです。子育て中の人々のくらしにどう手を差し伸べるべきか、多くの科目を通して判断できるようになりました。
長く働けて福利厚生もしっかりしている公務員保育士として、これからは地元で子どもたちと過ごしていきます。市内の異動もありますが、さまざまな園での経験は強みになります。本学での学びを基礎にキャリアを積み、働くお母さんたちのくらしをしっかりと支援していけるよう努めていきます。
建築に関する知識を得て学ぶうち、意匠が人の心に影響を与えることに感銘を受け、私も人の記憶に残るような建築をつくりたいと、卒業研究では意匠設計を選択。渡良瀬遊水地の美しい景観を活かした、旅行者にも地元の人にも特別な場所になるような複合施設を設計しました。また、建築に活かす知識が得られるため、福祉住環境コーディネーター2級と商業施設士補の資格を取得しました。
取得した資格・免許
- 保育士
- 幼稚園教諭一種免許
- 小学校教諭一種免許
児童学科で小学校教諭の夢に向かって
児童学科 H・Y 埼玉県/飯能高等学校出身
内定:埼玉県教育委員会
私に“わかる”ことの楽しさを教えてくれたのは高校時代の恩師。この出会いをきっかけに、小学校教諭を本気でめざそうと思ったのです。教員採用試験対策で大切なのはポジティブ思考。「絶対に先生になる」と念じながら勉強をしているうちに、面接練習でも自分の想いをスムーズに話せるようになりました。当面の目標は、子どもたちが「学校が楽しい!」と思えるクラスをつくること。将来的には障害者教育にも携わりたいです。
大学時代の4年間 ~成長の軌跡〜
小学校教諭
クラス担任を持ち、基本的にはクラスの児童に対して全教科を1人で教えます。教科指導や学級指導はもちろん、行事の運営やPTA活動など、その仕事内容は多岐にわたります。
どうすれば取得できる?
教職課程のある大学に進学し1種免許を取得するのが一般的ですが、小学校教諭に限り教職課程を履修していなくても「教員資格認定試験」に合格すれば2種免許状を得られます。自治体によって異なりますが、教員採用試験には筆記試験のほかに面接や実技試験、適性検査があります。児童学科では体験型学習で子どもに関する実践的な専門知識と指導力を養いながら、採用試験対策を徹底的に行います。
児童学科で
保育士の夢に向かって
児童学科 M・K 東京都/国士舘高等学校出身
内定:世田谷区保育課
3年間の学びを基に子育て支援の児童臨床実習に取り組んでいます。自ら保育活動を組み立て実践できる貴重な機会です。反省も多いですが、子どもたちの成長を感じながら共に過ごせることは本当に楽しいです。振り返ると、授業や課外活動を通して人と積極的にかかわる楽しさも知り、ずいぶん成長できた気がします。数日でも子どもと親身に接すると信頼関係が生まれます。そうした実習での喜びを忘れず、保護者からも話しやすいと思われる保育士になりたいです。
大学時代の4年間 ~成長の軌跡〜
※「森のようちえん」は児童学科の学生が子どもたちと大学のキャンパスの自然を利用して遊ぶ活動です。
3つの資格・免許のための学びを通して
保育士としての幅が広がりました
児童学科 Y・M
内定:藤沢市役所(保育士)
保育士と幼稚園教諭、小学校教諭の3つの資格・免許が取得できるのに惹かれ、児童学科に入学しました。履修科目が多いと課題やテストも増えますが、同じ目標に向かう仲間との切磋琢磨がいつも私を支えてくれました。また、実習で心が折れそうになった時、学科の先生方から親身な助言をいただけたことがうれしかったです。公立保育園の保育士をめざす目標が明確になったのは、保育実習で子どもたちに柔軟に対応する保育士の方に感銘を受けたからです。卒業後は保育士となりますが、幼稚園や小学校教育を学ぶことで自分の幅が広がりました。この学びを活かし、子どもからも保護者からも信頼される保育士になりたいと思います。
大学時代の4年間 ~成長の軌跡〜
「児童と音楽A」で練習を積み重ねたピアノの発表会では、とても緊張したのを覚えています。
壁にぶつかるたびに学科の先生に相談し、乗り越えることができました。
就職実績
卒業生のメッセージ
教職の夢を実現させるためには
“目標”をもって学びの日々を!
小学校教諭
東京都内公立小学校 勤務
T・M
担任している2年生の子どもたち13人から「美夏先生」って呼ばれています。 漠然と教師を夢見ていた私が、教員採用の狭き門を突破できたのは、大学の恩師の指導で目標が明確になり、「東京教師養成塾※」で学ぶことができたから。夢の実現には、しっかりと目標をもって進むことが大切です。そこで、担任を受け持ってすぐ「どんな3年生になりたいのか」という作文を書かせたところ、「忘れ物は1回だけにする」「45分間トイレを我慢する」など、それぞれに克服したい、あるいは達成したい真剣な目標をもっていることが分かりました。初めて会った時はとても幼かったのに、みんな素敵な少年少女に成長。「目標をもって進む」という私のメッセージが子どもたちの心に届いたようでうれしいです。
※東京教師養成塾:各自治体が独自で開催する、教員をめざす学生の養成を目的とした講座。自治体によっては採用の特別選考枠や優遇措置を設けているところもある。
卒業生就職先の声
日々の保育の中で前向きに学ぶ、熱心な姿勢は周囲からの信頼も得ることができます
ゆりのき保育園
統括主任
クラス担任として子どもたちとの信頼関係を築き、子ども一人ひとりにあわせた保育を行います。東京家政学院大学の卒業生は、日々の保育実践の中で前向きに学ぶ姿勢がありますね。研修にも積極的に参加してレポートをまとめ、保育記録などのパソコン業務も手際よくこなし、行事も率先して行う。こうした仕事に対する熱心な態度は周囲からも信頼されています。保育は大変なことも含めやりがいのある仕事です。ぜひ大学で学ぶ知識を活かしてご活躍ください。